国際優良株の切り返しを狙うか、低位・仕手株を狙うか
朝方から安く始まった日本市場でしたが徐々に切り返して後場はガラリと雰囲気が変わってきましたね。
日本時間の間では中国の上海総合指数にらみで、上海は強かったのですが日本株の売り圧力は相当強かったようでなかなか伸びてきませんでした。
実際には後場から日経平均が一時プラス圏に浮上してくるようなこともあったわけですが、ここには売り込まれているハイテク株・電子部品株の切り返しが大きな意味を持ちます。
ファーウェイ制裁をめぐり米トランプ政権の動向次第と言えるハイテク株の動向ですが、昼頃に規制を一部猶予する話が飛び出してきただけで雰囲気が変わるのですから、よほど神経質な相場づきになっていると言えます。
つまり、最近このコラムで取り上げてきた銘柄などを中心にウォッチしておけば、相場の変わり目を敏感に感じ取っていただけるかと思います。
中小型株に関しては昨日同様に売り圧力が強い状況が続いていますが、大きく違うのはそれなりに商いが膨らんでいるということです。
指数が小動きなのに商いが膨らんでいるということは、それなりに買い戻しの動きも出てきているという見方ができます。
アドバンテスト(6857)をはじめ、下げ幅を縮めたり後場から切り返すハイテク株が出てきたことで、内需買い・外需売りの構図にも変化が出て来る可能性があります。
5月の下げ相場がここで一旦底入れということになれば、個人投資家の資金も一息つけるところがあるかと思います。
本日はあすなろ銘柄の中にも大幅上昇する銘柄がたくさん出ておりますので、利食いできて一安心された投資家の方も多いことでしょう。
あとは東証もマザーズ、ジャスダックも値上がり銘柄の上位には低位株が多数食い込んできているかと思います。
相場は仮に下げ止まっても完全なアク抜けをするまでにはもう少し時間がかかることと思われます。
幕間つなぎの相場では本日のレッド・プラネット(3350)、サンワカンパニー(3187)、価値開発(3010)のような低位株やJトラスト(8508)、SAMURAI(4764)のような仕手株の類が幅を利かせることになってきます。
国際優良株の切り返しでも、怪しい匂いが漂う仕手系の銘柄でも、値幅を狙う投機家にはもってこいの代物です。とくに低位株とかだと簡単に2倍・3倍にまで株価が跳ね上がりますから、動きがダイナミックになりますね。
短期物色を嗜好する方はそれ相応の前提のもとに銘柄選別、割り切りトレードを心がけて取り組んでいただくのがよいでしょう。
【 相 場 の 格 言 】
『売り期日が再騰の転機』
それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日ご紹介した銘柄】
アドバンテスト(6857)
レッド・プラネット(3350)
サンワカンパニー(3187)
Jトラスト(8508)
SAMURAI(4764)
執筆者:加藤あきら
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