業績相場の香りも漂い始めた日本株、狙い目は?
外部環境の悪材料織り込みもある程度済んで、市場にはようやくゆったりとした買い安心感が広がってきています。
米国市場は今週初めに底をつけて3日続伸、今晩のNYダウが26000ドルを回復できるようならひとまず底打ち判定となります。ただし、その手前の75日線あたりで反発が止まってしまうようだと週明けの相場も油断はできません。
外部環境の流れは週末の外株レポートでおさらいしながら、ニュースの整理や短期戦略の組み直しなど、ポジションを見直しておくのがよいでしょう。
さて、本日は朝方の寄り付き前に『無料特典銘柄』を公開させていただきましたが、ご確認いただけていますでしょうか?
公開期間に期限が設けられていますので期間中にご覧ください。サイト内の新着情報で最上部に表示されています。
また、直近ではマーケットにとって悪材料が溢れているにもかかわらず、株価は上向いてきています。
おそらく悪材料を出して売り崩しで利益を狙ったものの、弾切れで一旦買い戻しを余儀なくされた売り方の動きと思われます。
買い方が不在の相場とみられておりますが、今週を振り返りますと徐々に短期筋以外にも買ってきている雰囲気を感じ取っています。
つまり、ある程度リスク許容度の高い投資家層や時間軸が長めの投資家、さらに前期末の配当金は7兆円にのぼるとされており、その再投資を見越したマネーが動いているのかもしれません。
直近の材料好感で明らかに業績期待の買いと思われるベストワンドットコム(6577)やSYSホールディングス(3988)はその最たるものでしょう。
改めて業績を見直し買いするエラン(6099)やジャパンエレベーターS(6544)の動きも気になりますね。
米国市場でリスクマネーの動きを測る上で重要な原油価格の動きを見ますと原油ブルETN(2038)なども強含んでくるのかもしれません。
周りでは景気後退、景気後退とニュースで言われているのとは正反対の動きですね。
市場では先回りで景気後退を織り込みにいっている分と、例えば今晩の雇用統計の数値をみて新たに判断される分とを見極めていく必要はありますが、米国経済はそれほど悪くないとみています。
そのような中で指標悪化を手がかりに金融緩和の方向に舵を切ってくるとすれば、米FRBはトランプ政権の意向と歩調を合わせてバブルを増幅させる腹積もりであることが透けて見えてくることでしょう。
バブル相場を演出するための地ならしが始まるのかどうか注目しておきたいですね。
【 相 場 の 格 言 】
『商いは1日だけの喜憂にあらず』
それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日ご紹介した銘柄】
SYSホールディングス(3988)
原油ブルETN(2038)
執筆者:加藤あきら
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