主力株一服で中小型株優位、注目すべきは●●●株
今日明日はかねてより需給が緩む要因とされていたETFの分配金捻出売りがあるからなのか、主力株は終日弱含みの動きでした。
一方で中小型株はそれほどでもなく、全体的に値下がり銘柄は多かったものの下落率は軽微でした。ジャスダック指数にいたっては後場から戻りを試すような動きもみられました。
ジャスダックの値上がり銘柄を見ると低位株が多いので明日以降も相対的に強含むのか継続性は疑わしいところですが、東証1部では成長期待のできそうな株ばかり買われておりましたので、日経平均の下げ幅ほど地合いが悪化したわけではないとみております。
先週末は米雇用統計が想定以上に強い数字が出てきて、為替も一気にドル高に振れておりましたが、上記のETF分の売り圧力を吸収できるほどの買い需要は発生しなかったとみられます。
市場は先週のうちから薄商いに逆戻りしておりましたので、買い受ける投資主体が無いと株価は踏ん張れないことがよく分かりますね。
騰落レシオでは若干の過熱感もみられますので、逆張りを好む国内の個人投資家もこの水準ではとても動けないだろうと思います。
今週は週央にパウエルFRB議長の議会証言があり、政策金利について大きなサプライズを誘うことは無いかと思いますが、いちおう一時的な下振れに備えながら少し欲張って下値に指値を置いておくとよいかもしれません。
こうした手がけにくい相場ではIPO株に目線を向けるとよいのですが、本日もAMAZIA(4424)やピアズ(7066)、ヤシマキザイ(7677)などそれなりの値幅で動いているものも見つけやすいです。
まだ値動きはそれほどでも無いにしろ、ギークス(7060)やブランディングテクノロジー(7067)など安値から切り返しの動きをみせているものもあります。
今週も基本的には日本の特殊要因として参院選を控えていたり、日銀の緩和競争出遅れなど、それなりに上値がおさえられやすい部分もふまえておきながら、短期目線での売買に軸足を置いて臨むとよいかと思います。
直近IPO株の中には今日初値がついたフィードフォース(7068)や、グッドスピード(7676)など短期の値幅取りがしやすそうな名前の企業などもありますので、自分なりに少し調べてみると面白いのではないかと思います。
【 相 場 の 格 言 】
『監督が選手を厳しく観察する如く投資家も監督気分で銘柄を観察する』
それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日ご紹介した銘柄】
AMAZIA(4424)
ピアズ(7066)
ギークス(7060)
ブランディングテクノロジー(7067)
フィードフォース(7068)
執筆者:加藤あきら
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