米中貿易摩擦の影響緩和で出直り期待、底値反転からの上昇余地は大きい
1.屋内外の防犯、自動ドア用センサーや工場向けなど、産業用センサーを展開しており、業界でトップクラス。世界初の遠赤外線利用の自動ドア用センサーを開発したことでも有名。監視カメラの世界市場規模はCAGR15%程度で右肩上がりに拡大を続けており、北米地域におけるシェア拡大を狙う。
2.ファンダメンタルは8/5発表の中間決算で業績面における不安を感じさせたが、目先の悪材料出尽くし感と80万株規模の自社株買い好感で株価は反発。前期好調だったファクトリーオートメーション(FA)事業およびMVL事業が米中貿易摩擦の影響を受けて低調となり、主力事業以外の成長分野における業績がまだ安定していないことが浮き彫りとなりました。
3.株価にはおおよそ今期の減益要因は織り込み済みであるとみられ、今後は米中貿易摩擦のゆくえや改善期待との間で綱引きとなることが予想される。足元では底練りの展開から抜け出す動きを見せつつあり、決算発表後に戻した1483円を超えられるかが目先の焦点となりそうだ。テクニカルの一目均衡表では雲抜けして三役好転が示現しており、戻り高値更新とともに見直し買いが加速するとみる。
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