今流行の水素関連銘柄
シャー、プラズマ、レーザーの切断機を用いて、ステンレス鋼板や鋼管、条鋼などを手掛ける企業。水素ステーション用ステンレス鋼やチタン、高クロム二相ステンレス鋼も扱っており、環境関連銘柄としての一面もある。
2/4発表の3Q決算(累計)では、売上高が前年同期比13.6%減の364.65億円、営業利益が73.3%減の2.41億円で着地。2019年からの貿易摩擦の影響で各分野の設備投資抑制の結果、販売数量が落ち込んだ。一方ニッケル価格の上昇で在庫評価は上がってくる可能性はある。新型コロナ終息後の挽回が期待される。
株価は昨年の11月から、バイデン新政権の環境政策を見越した物色の思惑から動意付き、200日移動平均線を突破。水素関連銘柄として注目を集める加地テックの取引先として物色の矛先が向かい1/13には高値630円まで買われる場面があった。その後は買い一巡後から下落に転じ足元では450円付近の下値を確認する動き。昨年末、ここで切り返して反発を見せたことから再度水素関連材料を手掛かりに物色が再燃する可能性もあるだろう。バリュエーションはPBR0.4倍台と下値抵抗力に作用し、底堅い推移を期待したい。
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