株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2021-04-17 09:00:00

アナリスト木村の銘柄研究部

魚屋マインドwithハイテクコンポーネント&インタラクティブ

週末版コラムでは、銘柄や相場や経済についての直接的な話ではなく、
むしろ、そこから離れたところからの目線で、
しかしながら、結局最後は株式投資にもつながるような話もご披露したいと存じます。
かなりくだけた内容ですが、週末版という事でご了承いただき、お付き合いください。

私の住んでいる街は、私が中学生になる頃まで、
八百屋さん、魚屋さん、豆腐屋さん、肉屋さん、パン屋さん、
文房具屋さん、本屋さんに時計屋さんに写真館と、
人情味溢れる、「昭和の○○屋さん」が軒を連ねる街並みだったのですが、
今や当時の面影は全く無く、駅前に大型スーパー、あとはコンビニだらけ。
さほど需要があるとも思えないのに(笑)。空き店舗が出ると大体の場合は、
場違いなくらいにオシャレな美容室が入ります。
なぜか美容室の数は明らかに多過ぎ。。。
皆様がお住いの地域でも大体同じような感じかもしれません。

当時から残っている「屋さん」は、なぜか魚屋さんが2軒と、お寿司屋さんのみ。
「ん?なんでだろう?」
数年前に、魚屋さん「だけ」が2軒残っているのが気になって仕方なくなり、
自分なりに「分析」をしてみようと思って、何度か双方の魚屋さんに足を運んでみました。

多分にごじつけがましい点はご容赦いただきたいのですが、実は、株式投資に臨む際にも、
マーケットをウォッチして、「アレ?」「モヤっ?」と不思議に思う事に、
「気付く」事は非常に重要であるように思います。
その違和感を感じた点を、理論的、客観的に分析してみる事が、投資アイデアにつながる確率はそこそこ高いとも言えましょう。

例えば、数字やデータに基づいて、理論的な分析を行ったうえで投資行動を取る事こそが「王道」でありながら、
全て、もしくは大多数の人が同じように「王道」的な投資行動を取れば、
そこにサプライズが発生する可能性は小さくなりましょう。

株価の騰落の振れ幅が大きくなるのは、えてして想定外のサプライズが起こった時で、
例えば「コンセンサス」と表現される、大多数の投資家の「目線」と、
対象企業の「実力」の「差」が大きく乖離した時などに、株価の騰落の振れ幅が大きくなるわけですから、
「王道」に沿った投資行動の中でも、小さな「気付き」も重要であると心得て、
常に「ご自分基準」で「ん?」を探す事にも挑んでいただきたいと思う次第です。

私の住む街の例に置き換えれば、
データや数字に基づいた、最も理論的と思われる投資行動は、
「屋さんは全部売り、スーパーとコンビニは買い」と言えましょう。
ですが、昭和が平成に変わる頃ならワークしたでしょうが、今更こんな投資行動を取ってもリターンは期待できそうにありません。

2軒の魚屋が残っているのは何故なのか「自分なりに」分析してみると、
「ん?これってもしかして投資アイデアの種になるかも?」と「気付く」点がありました。
1軒は時間の問題でそろそろ廃業するんじゃないかと思いますが(苦)、
もう1軒はキチンと息子さんが店を継いで、人情味溢れる「接客」はそのままに、
「見せ方」や「売り方」を、iPad等のハイテク機器も使いながら、工夫・進化させている点が明確に見てとれました。

「屋さん」のマインドはそのままに、ハイテク機器やコーポネントを導入して、
「屋さんwithテック」のようなMix業態が出てくれば、
もしくはそうした事業をフォローするようなサービス業態が出てくれば、
さらには、事業承継サービス・サポートの矛先を、
大企業ではなく「屋さん」にまで拡大して行うような企業が出てくれば、
私の住む街は、将来的には、ひょっとすると、
「ハイテク魚屋買い、飽和状態でAdd Valueの無いスーパーもコンビニも全部売り」
なんていう事がデータや数字に表れて、それこそが「理論的」になる日がくるやもしれません。

最後の「こじつけ」として(笑)、
私自身が、「魚屋マインドwithハイテクコンポーネント&インタラクティブ」を念頭に、
皆様に対しての投資助言をご提供したいと考えている、という事をお伝えさせてください。
「今日は何がオイシイの?」=「何か良い銘柄ある?」
「今日はコレよコレ」=「ここから中小型株切り返しでしょ!」
「どうやって食べればいいの?」=「どうやってエントリーすればいい?」
「1回湯引きしてさ、ポン酢でね」= 「出来高少ないからまずはコンサバな指値で打診買いしましょ」
「じゃあ3つちょうだい」=「銘柄連続購入の方々に割引チケットあります」
「お姉さんキレイだからちょっとオマケしとくよ!」=「ポイント付与のキャンペーンもありです」

最後まで週末の「妄想」にお付き合いいただき、ありがとうございました。
美容室は買いじゃねぇ~のか?
いや、飽和状態だからむしろ売りだろ?
はい、そうやって、様々な方々から様々なご意見を伺って、
「一方通行の情報発信」ではなく、「インタラクティブ」なご助言ができたら幸いに存じます。



執筆:木村泰章

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