トレンド転換が近づく
社名は沖縄県に属する「ラサ島(沖大東島)」に由来しており、ここでグループ企業がリン鉱石を採掘していたことから「ラサ商事」と名付けられた。由来の通り各鉱産物を扱っており、タッチパネル素材やシリコンウエハーなどに使われるジルコン取扱高量は国内首位である。2014年12月には、子会社化した旭テック株式会社
によりプラント・設備工事関連事業も扱うようになり、今では売上全体の約2割を占めるほどに成長している。(2020年3月期)
1/29発表の3Q決算(累計)では、売上高が約183億円(前年同期比9%減)、経常利益が約12億円(同10.5%減)で着地した。上期までの主力事業(資源・金属素材)の落ち込みが主に影響しているが、減収幅を縮小しつつある。プラント・設備工事関連事業は大型案件もあり好調で、各セグメントの減収をカバーする形となった。なお会社側によれば、不正な会計操作の結果、2021年3月本決算の連結当期純利益(当初予想:13億円)への影響額としては、概ね0.4億円の減少要因となる見込み、とのこと。本件を受けて、本決算発表日については、現時点では未定となっている。
株価は上述の件を受けて、5/13には888円まで売られたが、その後はレジスタンスラインとして意識されていた25日線を突破。足元では節目と見られる920円を捉えるような動きを見せている。3月高値と5月安値の半値戻しの水準である930円は、日足の一目均衡表の雲の中にあるため重要な節目として意識されると思われる。ここを突破するようだと、全値戻しである3月高値972円がターゲットになると見ている。
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