5月高値が射程に入る
世界ではじめて饅頭やクロワッサンの自動成形機を開発したメーカー。包あん機である「火星人CN700」は、和菓子・洋菓子など幅広い食品の形成に対応しており、饅頭の成形では、中身の餡の比率を自在に変更することができる。なお経済産業省主催の「グローバルニッチトップ企業100選」(2020年度版)に選定されている。
5/11発表の本決算では、売上高が約222億円(前期比17.2%増)、経常利益が約16億円(同44.7%増)となった。コロナ禍における販売機会の減少等により、全体売上は落ち込んだ。ただ食品成形機、製パンラインを中心に想定以上の回復が見られ、従来予想を上回って着地している。円安傾向も増益に寄与した。なお今期はV字回復を見込んでいる。
株価は5月高値である1380円を付けた後は調整を余儀なくされていたが、7日は窓を開けて急反発。一時は1360円まで急伸する場面が見られており、5月高値を意識した動きに注目しておきたい。週足では、抵抗線だった100週線が足元は逆に支持線になって来ており、また、26週線が78週線を下から上に突き抜けつつある。
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