あなたの知らない六本木
本日のコラムは、「ネタ」や「話題」としては面白いかな、と考える一方で、理論的な根拠はほとんどありません。
ただ、こんな「連想」からも株価は反応する可能性があります、というご紹介です。
予めご了承・ご容赦ください。
さて、突然ですが、六本木界隈のコンビニ群において、一番の売上を誇ってきた商品は何だかご存じでしょうか?(統計の類は公表されていない一方で、報道等では過去に何度か取り上げられた事実アリ)
飲食店が多いので、栄養ドリンクや、肝臓水解物等、飲酒にまつわるドリンク剤、などを連想なさる方が多いかもしれませんが、実は消臭剤全般が売上の1位だったそうです。(過去の話で、今現在はどうかは未確認)
飲食店はお店の臭い消しに、従業員やお客さんは香水を使用なさってる「夜の蝶」(蛾も含む)との接触時の匂い消しに、常に大量に消臭剤全般が売れていたそうです。
会員の皆様が既にご承知のとおり、弊社あすなろ投資顧問のオフィスは六本木にあります。
朝は、道に出された飲食店のゴミをカラスが荒らしている中を出勤します。
コロナ禍で終夜営業をする飲食店は大幅に減少していたものの、それでも出勤時には千鳥足の若者が駅へ向かう中を、逆に駅からオフィスへと向かいます。
私の証券会社勤務時代の最後の職場は六本木ヒルズにありました。
足掛け6年ほど六本木ヒルズで仕事をしましたが、その六本木ヒルズは、その昔お寺や墓地が集中していた場所に建てられた事が有名で、ゆえに、何かしらの事件が起こると「ヒルズの呪い」などと揶揄されてきました。
その六本木ヒルズから街を見下ろすと、ひと際異様に映るのが、結局運用される事無く残骸化した、ドン・キホーテ六本木の屋上コースターでした。
六本木ヒルズの最上階にオフィスを構えていた大手米国証券会社も、六本木ヒルズの「老朽化」を理由に、虎ノ門ヒルズステーションタワーへの移転を検討している旨報道されており、六本木の街の移り変わりの速さは日本一、いや、世界一かもしれません。
私が19歳から20歳になる頃から、六本木界隈に出入りするようになった際にあったお店は、
さすがに大部分が入れ替わりましたが、ドン・キホーテができる前は、確か銀行だったように記憶しています。
さて、そのドン・キホーテ、現在はパン・パシフィック・インターナショナルHDという名称で上場しておりますが、
実は、同社株が「10月に高値を付ける」傾向が強いという「アノマリー」をご存じでしょうか?
さらには、その理由として囁かれている、都市伝説的な「背景」についてご想像が働くでしょうか?
はい、今年は特にその傾向が強く、足元の株価は上値追いの様相を呈しております。
はい、その背景も、コロナ禍からの脱却局面という現状を考えれば頷けるような気もします。
正解は敢えて申し上げませんが、ヒントは、ドン・キホーテで取り扱っている、ある季節的な要素の高い商品に対する需要が急増する為と考えられております。
会員の皆様も、是非、いろいろな想像を膨らませてみてください。
◎本日ご紹介した銘柄
パン・パシフィック・インターナショナルHD(7532)
執筆:木村泰章
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