超・激・爆シリーズコラムPart.1
メタバース!
メタ+バース=メタ+ユニバース=超+宇宙!
今現在、さらに、これから先の株式相場のトップテーマとなりそうなキーワードですね。
今ひとつ実感やイメージが湧かない、なんだかよくわからない、という点がむしろ、まだまだこれから先の注目テーマとなりうる証のように思います。
「ユニバース」という言葉は、投資の世界でも頻繁に使われます。
「監視銘柄」、「ウォッチ銘柄」などの「投資対象候補銘柄群」を「ユニバース」と表現する事が一般的で、「時価総額50億円以下の企業はユニバース外だ」とか、「製薬ベンチャー銘柄群もユニバースに加える事にした」などというように使用します。
女性の美を競うイベント「ミス・ユニバース」は、世界規模のコンテストとして知られますが、ここでの「ユニバース」も、「宇宙」というより「世界」と認識した方が理解しやすいでしょう。
「ワールド=世界」よりも、より「広義」な意を含んでいるのが「ユニバース」とお考えいただければ宜しいと思います。
一方で、「メタ=超」というのはイメージが湧きづらいように思います。
現代の日本での「超」の使われ方は、「超=超越」ではなく、むしろ、「超=非常に・凄く」という意で、「流行の言い回し」的に使われる事が多いからでしょう。
つまり、「Very」だったり、「Super」だったり、「Ultra」だったりに代表されるような、度を超えている様子の表現に使われる事が一般的で、超越した存在や事象を「超」と示す使われ方は、あまり一般的で無い印象です。
素晴らしい対応を、「神対応」と表現する傾向は一般的になりつつあるものの、「超対応」と表現される事はありませんから・・。
私達、金融商品取引業者は、不確実な事項について断定的な判断・表現を用いたり、誤解を招くような表現を使用する事が、厳しく規制されておりますので、「超」や「激」や「爆」という表現は極力排除して、会員様各位に接する事が求められます。
「超おすすめ」とか、「激アツ」とか、「爆騰期待」とかいう、過激で不適切な表現は事実上使用する事ができないわけです。
じゃあメタバースは?
「メタ」なら使っていいのか?
フェイスブックの社名が「メタ」に変わるくらいなのですから、「メタ」なら良さそうな気もしますが、「メタ」に対しても、「メタバース」に対しても、「一般的な認知」が進んでいない現況を鑑みれば、「誤解を招く」表現である可能性は排除できないかもしれません。
一方で、11月10日にはアメリカのウォルト・ディズニーが決算会見でメタバースへの参入を準備していることを明らかにしました。
「これまでの私たちの取り組みは、物理的な世界とデジタルな世界を、より密にむすびつけ、独自の『ディズニー・メタバース』における国境のない物語が可能になるまでの序章にすぎない」とまで述べています。
仮想空間に、メタバースに、ディズニーランドができるかもしれないのですよ!
つまり、「メタ」も「メタバース」も、まだまだ認知度は低いものの、とっくに「株価材料」のひとつであり、かつ、今や最も「爆発的」な成長の可能性を秘めている投資テーマのひとつなのです。
昔からよく取り沙汰される、「理想で買って現実で売る」という相場格言を参考にするのであれば、認知度の低い今こそが、投資機会としては適している可能性さえあると考えます。
「メタバース」関連銘柄をここでご紹介する事は差し控えますが、
「メタバース」の前提条件のひとつである、5G関連に関しては、既に会員様各位にもお馴染みの投資テーマでありましょう。
◎参考銘柄
・アンリツ(6754)
執筆:木村泰章
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