デマに振り回され木村家大騒ぎ
かなりくだけた内容ですが、週末・休日版という事でご了承いただき、お付き合いください。
母の認知症が日増しにひどくなり、母が大量に発注した野菜ジュースが玄関に山積み!苦
金曜朝の地震で、山梨にある妻の実家からは、「富士山噴火デマ」に振り回されたのか、近々にも上京したい旨連絡アリ!苦
中でも我が家で最も大騒ぎになっているのが、来週末に米国から一時帰国予定の娘の件。
「羽田到着便は全て成田到着に変更される」という「デマ」から始まり、
「成田到着時に検疫所の宿泊施設で10日程度の待機命令」とか、
「待機無しに規制緩和」とか、「デマ」を含めて情報が錯綜し、
昨日の朝には、「米国はカリフォルニアからの入国者のみ、検疫所の宿泊施設で3日待機措置対象」、いやいや、「邦人帰国者は待機対象外」だとか、もう、どれが本当の情報なのか真偽のほどが全くつかめません!苦
そもそも、「どこ」の「どの」情報を参照すべきなのでしょう?
東京都?
成田空港?
厚生労働省?
どうやら、「水際措置」については外務省の情報が「最新」らしいですよ、との話を教えてくれたのは、私の証券会社勤務時の同僚でした。
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2021C150.html
さて、もう少し、皆様にとっても無視できないお話に結びつけると。。。
オミクロン株の国内感染拡大を防ぐ為の「水際対策」として、政府は11月29日に日本人の帰国者を含む1日の入国者数の上限を5000人から3500人程度に絞り込む方針を打ち出し、
国交省はこの日のうちに航空会社に12月末までの1か月間、国際線の新規予約の停止要請を通知。
日本航空やANAHDはこれに従い、12月1日から新規予約を停止していました。
それが2日の夜には国際線の新規予約の停止要請が撤回されます。
しかも、国交省は要請について正式な公表をしておらず、斉藤国交相は1日夕まで事態を把握していなかった、との事。
仮に、今週初めに、国際線の新規予約の停止要請を「株価材料」に、JALやANAや旅行関連株を売却した投資家が、要請撤回を聞いて買い戻しに動き大きな損失を出したとしても、おそらくは「投資結果は自己責任」という大前提を盾に、政府は賠償等の責は負いません。
全体相場の下落の影響をも色濃く受けていた海外旅行関連株は、日本航空、ANA、エイチ・アイ・エス、エアトリ、ベルトラと、金曜日の午前中には軒並み大幅上昇となりました。
ですが、「政府発表」ですよ!
最も信頼がおける情報ソースと考える事の方が「普通」じゃないですか!
「混乱を避ける為にも一時帰国はあきらめろ!」と娘に言ったら、
「キャンセルフィーがかかっちゃうからイヤだ!」との返答。
未曽有の出来事に政府の舵取りも混乱を極めている状況かと推察しますが、政府内のコンセンサス欠如の影響を受けた「情報発信」により、投資家や「一般人」が、「実現損」を被ってしまう状況は、正直なところ納得がいきません。
「もう少しきめ細かな配慮をすべきだった」などというコメントで許される問題では無いような気がします。
情報発信、情報伝達、その根幹を担う情報通信インフラ、情報を受け取るデバイス、それらの重要性を再確認する事になった1週間だったように思います。
情報・通信セクターの穴株をご紹介する『大当りダークホース銘柄』、締め切りが近付いておりますので是非ご検討ください。
◎参考銘柄
・エアトリ(6191)
・ベルトラ(7048)
・エイチ・アイ・エス(9603)
執筆:木村泰章
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