●●国景気回復を意識した取り組みに注目
同社はミニショベルを主軸にローダーなども展開しており、電子制御エンジンを搭載した環境に優しい油圧ショベルも手掛けている。2030年までにCO2を30%削減する目標を掲げ、電池式建機の本格普及に積極的に取り組んでおり、脱炭素関連としての側面ももつ。10/7発表の中間決算では経常益の進捗率が70%をオーバー。2019年には中国に工場を増設しており、中国向けビジネス拡大期待が膨らむ。
今後クルマのEVシフトが鮮明となれば工作機械に対しても関心が向かうだろう。米国の厳しい環境規制(Tier4)をクリアーした同社のミニショベル(TB20e)等の伸長も期待できよう。週足の株価は今年4月頃から足元まで2500~3000円付近のレンジで推移。直近では2600円付近まで調整を強いられたものの、78週線付近で踏みとどまりを見せれば、目先の切り返しを期待して仕込むのも一考か。EV/EBITA倍率も4倍台と割安感も意識される。
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