皆様、日々の株式投資へのお取り組み、ご苦労様です。

何度となく、当コラムでも取り上げてきましたが、私は株式相場の「温度感」を推し測る際、個別の参考銘柄のひとつとして小松製作所（6301：以下コマツと記します）の株価推移をしばしば参照します。

建機銘柄の代表であるコマツは、「景気敏感」と目される事が多い機械セクターに属し、「中国関連銘柄」としても有名です。
日経平均やTOPIXの数値に対する「寄与度」は決して高く無く、例えば日経平均に対する「構成率」も0.4％程度ですが、ベクトル的（方向感）にはそこそこ同じタイミングで同じ方向を向く事が多いと言えましょう。

多分に感覚的な「モノサシ」で恐縮ながら、足元それもごく目先に限って言えば、
「コマツの3000円が安定すれば日経平均の28000円が安定する」という印象です。

コマツは7月29日の取引終了後に23.3月期1Q(4-6月)の決算を発表しました。
連結税引き前利益は前年同期比83.0％増の1124億円に拡大し、通期計画の3335億円に対する進捗率は33.7％に達しています。
設機械・車両での販売価格の改善、為替の円安効果などが寄与した、と会社側は説明しています。

会社側は今通期の業績見通しを据え置きましたが、会社計画の営業利益3460億円は、IBESのコンセンサス予想平均（アナリスト15人）の3781億円を下回った状態で、この点が着目される形で株価は8月1日に3000円割れとなり、本日も4％の大幅下落となってしまいました。

コマツと日経平均の値動きを指数化した「複合チャート」を見てみると、5月初頭からコマツが日経平均を上回り始めたものの、7月初旬辺りから再度日経平均を下回り始めた事を確認できます。
これは、上述のようにコマツが「景気敏感」的「指標」として、日経平均という「実勢」よりも、先んじて買われた事の表れと言えましょう。

一方で、コマツ株の直近の高値は6月9日の3570円でしたが、日経平均もこの6月9日の28389.75円（ザラ場ベース）が直近の高値となっています。
この点に着目するのであれば、指数化複合チャート上で、コマツが日経平均を上回っている局面こそ、「全体相場のセンチメントがリスクオンに傾いている局面」と判断して良かろうと考えている次第です。

コマツの3000円と日経平均の28000円、どちらが先に安定するか、という点以上に、指数化複合チャート上で、コマツが日経平均を上回わる局面が、近日中に再度訪れる事を期待してやみません。

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　個人的に気になっている銘柄
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◆住友化学（4005）[総合化学大手]
この銘柄がスイングトレードに向いているなんて意外でしょうか？
いえいえ、チャートをご覧ください。
バリュー株なのに上下の値ブレはそこそこ大きく、
500円～600円レンジでのスイングに不安も少ないと思います。

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　私のコラムで紹介した銘柄
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◆コラントッテ（7792）[医療機器やヘルスケア商品の製造・販売]
全体相場が冴えない日に突如大幅高。
怪しすぎ。。。

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　単発スポット銘柄の見解
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◆≪【緊急】裏・まんもす銘柄（****）≫
本日は一時銘柄公開後の高値を更新！
さすがは、まんもす。
第1ターゲットも間もなく達成ですね。

◆≪ゴールドラッシュ軍艦島銘柄（****）≫
冴えない相場の中で逆行高！
決算発表を控えての期待感ゆえでしょうか？

◆≪木村泰章のキャッシュキング銘柄（****）≫
まだまだスタートしたばかりです。
全体相場に引きずられて下落してしまいましたが、
今のところご心配いただく必要はないでしょう。
決算発表前後に上値を試す可能性にご期待ください。

◆≪億男Wの大儲けパラダイス銘柄（****）≫
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執筆：木村泰章