103%銘柄
工業用シールを展開。クルマやスマホ等様々な分野に対応でき、各製品の性能向上を支えているようだ。多くの電化製品には必ず存在する緑色の板(プリント基板)のファインピッチにも貢献できそうであるし、クルマやスマホだけでなく、ウェアラブル端末や白物家電の薄型・小型化にも使えそうだ。最終的に駆動部分の小型化にも間接的にせよ対応できるし、節電ニーズとしての引き合いも今後増えてくるのではないだろうか。
2/3発表の3Q決算における(累計)経常利益は約239億円。保守的な会社予想値に対する進捗率は100%をオーバー(103%)。一度は業績予想を下方修正したものの、国内の工作機械向けの需要は強かったようであるし、再び業績予想を修正する可能性も充分あり得る。通期の市場予想値は273億円、会社予想値(修正済み)は232億円だが、通期業績が市場予想を超えて着地するとなると、株価面にも好影響になるだろう。
株価は年末から2月初旬までのもみ合い商状後に動意付き上放れ。恐らく上掲の3Q決算や、業績予想の下方修正が材料として意識された可能性がある。業績に対してはネガティブな内容であったが、悪材料出尽くしとして買い安心感を誘ったのであろう。PBRは0.4倍台(執筆時点)と割安感もあるので、バリュー株物色の流れにうまく乗れたようだ。ただ、バリュー株にも利益確定売りにより急落を強いられた銘柄が散見されるため、同社株も例外ではないと思われるので注意したい。
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