上方シグナル点灯銘柄
コーヒー生豆の輸入などを行う。コーヒー価格の高騰と円安による仕入れ価格の上昇で、同社の販売価格も高まり売上向上の恩恵を受けそうだ。国内のコーヒー消費量が増加傾向にあるからだ。(一社)全日本コーヒー協会のデータによると2022年の消費量は前年比2.2%増。そしてコーヒー価格(ロンドン先物)も3月頃から急上昇。市場は物色の矛先を探している最中と考えられるものの、「コーヒー関連銘柄」として同社株にスポットライトが当たる日もそう遠くはないだろう。
実際に同社も強気スタンスの目標を掲げてきた。5/12発表「中期経営計画の見直しに関するお知らせ」によれば、2025年3月期の売上高を553億円から607億円に修正。豪雨で収穫が難しくなったコーヒー生豆が再び収穫可能になるには時間がかかるだろう。今後も同社の事業環境は良好に推移しそう。コロナ禍から解放され、多くのコーヒー店が今後も賑わいそうで、店側も強気姿勢を打ち出せそうだ。
足元の株価はおおむね700~750円レンジで推移。5/12の決算等の発表でレンジ下限まで調整するほど売られたものの、決算発表前に期待先行で上昇していた影響が大きいだろう。下値は底堅く700円付近で踏みとどまった後は反転。一目均衡表では雲を抜け、遅行スパンも日柄調整で実線の上を推移するようになると上方シグナルが更に強くなり、株高が続きそう。
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