株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

(一社) 人工知能学会:18801(公社)日本証券アナリスト協会:01159

あすなろ投資顧問

2017-04-13 17:00:00

元外資系金融マンのこぼれ話し

相場は形を変えた戦争だ。

本日もお取り組みお疲れ様でした。

またしても続落で年初来の安値を更新した日経平均ですが、中長期的なサポートラインは18178円までを見ておく必要が出てまいりました。

何かと悪材料ばかりが目につく現在の地合いに嫌気がさしている投資家の方も多いかと思います。

先週末時点では、二番底形成で下げ止まる可能性を漂わせていた日本株ですが、為替のドル円110円サポート割れで、その可能性が下落トレンドの可能性に変わってしまいました。

要因は昨晩のトランプ大統領発言にあったことはみなさんもご存知かもしれませんが、彼は過去の自分の発言を180度転換してしまいました。

選挙前は米国の金利が低すぎるとオバマ政権時代からのFRBの金融政策を批判してきましたが、現在の低金利政策がドル安に作用するということを確認すると、一転してイエレンFRB議長の手腕を好評価し始めました。

今朝の午前3時のことです。

ドル円が109.80まで回復してこのまま110円を試すかという時の大どんでん返しでした。

トランプ大統領はその影響力の大きさを利用して北朝鮮やシリアの問題といった軍事力行使より先に貿易戦争を仕掛けている状況です。

地政学リスクよりもトランプリスクの方が日本株にとっては大きいのかもしれません。

そんな中で、下げの大きかった新興株に押し目買いの動きが出ており、大底の年初来安値から陽線を立てている銘柄も散見されています。

RVH(6786)などが代表例です。

傾向的にはやはり為替影響の受けにくい内需株が中心となっているようですので、続伸するか注目しておきたいですね。



【 相 場 の 格 言 】
『相場は形を変えた戦争だ。』


それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。


執筆:加藤あきら

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