おはようございます。

あすなろ投資顧問
大文字（だいもんじ）恭平でございます。

日米ともに株価が堅調に推移していますね。

そんな中、昨年からの株式相場のトピックとして、
「金利」や「関税」「インフレ」など目にする機会が増えていますね。

いろんなトピックが飛び交っていますが、
「結局、株価は上なの？下なの？」というのが投資家の知りたいところでしょう。

なので、今日はインフレーション（物価水準の上昇）と
金利の関係についてさらっと確認しておきます。

より詳細が気になる方は、図書館などで
調べてみてくださいね。

「そんなの知ってるよ」という人もおさらいの意味を込めて、
現在の株式相場と照らし合わせて分析してみて下さい。

さて、足元ではFRBが年内の利上げを否定しましたよね。

じゃあ、FRBはなんでこんな事をしますのん？ってことですね。

それは、各企業が下記を天秤にかけるためです。

【A】先行投資して得られるリターン（将来の収益）

【B】銀行から借り入れた後に支払う利息（焦点になっている金利）
↑投資家が気にしているのはここです。

つまり、将来予測される【A】が【B】をどの程度上回れるか？

というのが経営者にとって重要になります。

勘の良い方はこの時点でお気づきだと思いますが、

つまりざっくり言うと下記のようになります。

【１】経済指標（物価、賃金、雇用）が良好+利上げ=強い経済=株買い

【２】経済指標（物価、賃金、雇用）が軟調+利下げ=経済の先行きに曇り=株売り→安全資産（債権や金など）

2017年の相場は、米国が順調なペースで利上げを行ってきていましたので、
まさに【１】のケースですね。
実際に株価も大きく上昇しています。

今は【２】の状況が近いと言えますね。
でも【２】の段階は、まだ急落する局面ではありません。

抽象的な言い方をすれば、単に『様子見』しているだけと言えるでしょう。

いわゆる長期的なトレンドに於ける
健全な調整期間と言えますね。

で、あまり良くないのが、
インフレ+景気停滞+利上げのセットです。

物価が上がれば、企業が先行投資する際に
かかる費用が増大します。

そこに高い利息が重なると、将来の収益の減少が嫌気されるわけです。
つまり、企業が先行投資を控えます。

企業が先行投資を控えると、生産量（すなわち供給量）が減りますから、
生産量の減少に合わせて、雇用（労働量）が減らされます。

雇用が減ると言うことは、消費そのものが減りますから、
すなわち需要が低下すると言えます。

これが連鎖していくと、デフレになるわけですが、
足元の世界の株式相場は、まだこの段階とは言い難いです。

ですので、短期的には将来の経済不安を煽るニュースなどが出ると思いますが、
あまり過剰反応するのもどうかと思います。

どんなに不安材料のニュースが出ても、
株価が上がって儲かれば正解になります。

確かに手控えるところは手控える必要がありますが、
積極的に仕込んでおきたいシーンでは銘柄を精査して勝負するのがベターと言えそうですね。

さて、個別銘柄ですが、エムティジェネックス（9820）が反発しています。
出来高も増えてきていますので、25日線程度までの上昇を睨んだ動きになりそうですね。

日本電波工業（6779）は需給良好で75日線を上抜ける展開となっています。
出来高もまずまずで、今後の展開に期待したいところです。

弊社でも【相場師列伝銘柄】の公開を予定しております。

銘柄選定にご不安をお持ちの投資家様は、
ぜひ弊社の投資情報をご活用下さいませ。

「今、株を仕込んで大丈夫なの？」と
どうしてもご不安をお持ちの方は、
大文字恭平までお問い合わせ下さい。

それでは皆様、本日もおきばりやす～

執筆　だいもんじ恭平


■これ重要やでっ！！
┗━━━━━━━━━
【為替】
ドル／円　しっかり。110円前後を好んだ動き
ユーロ／円　英国の政治動向次第と言えそう
ポンド／円　ベースは円安の動き

円が弱い。
（※低金利＋消費増税によるもの？）

【金利】
年内利上げ0想定で、目先は2.5％～2.25％を意識か。

【商品】
原油／上昇傾向
ゴールド／持ち直しの動き
ビットコインFX　反発の兆し。45万円をトライできるか注目
ビットコイン　　出来高少なすぎ^^;
アルトコイン　　念のために保有しておく程度なら

【株式】
基本は押し目狙いの強気スタンス。
21,000円割れは押し目買い。

短期的な上昇メドは22,000円予想。
中期的な下値メドは20,750円予想。
中期的な上値メドは23,000円予想。

【紹介銘柄】
エムティジェネックス（9820）
日本電波工業（6779）
【相場師列伝銘柄】