株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2019-09-25 17:00:00

加藤あきらの投資戦略室

指数足踏みで小型株の優位性高まる、個人投資家のターン

本日のお取り組みもお疲れ様でした。

昨晩、トランプ米大統領が国連総会で対中批判を展開するも歯切れの悪さが目立った演説はさておき、マーケットは若干リスク回避の方向に傾いてきました。

トランプ米大統領の対中強硬姿勢はともかくとして民主党がトランプ大統領に対する弾劾手続きを始めたとのニュースが嫌気されました。

以前にもロシアゲート疑惑などが持ち上がりましたが、今回はどうやら前の選挙で民主党を劣勢にするためにウクライナに圧力をかけたとされる疑惑です。

はっきり言って今さら感が拭えないですが、来年の選挙に全てを賭けるトランプ米大統領にとっては中国の他にも頭痛の種が増えたと言ってよいかもしれません。

ストレス過多でトランプ砲を乱発するようなことにならないかが不安ですが、本日の東京市場はこうした事態をうけて朝方は売り先行で始まりましたが徐々に値を戻して下げ渋る動きを見せました。

足元では私が気にかけている米10年債利回りも再び低下してきておりましたので身構える部分もありましたが、終わってみれば単に利益確定売りの材料にされただけだった気がします。

結局のところは方向感が定まらず、指数は足踏みで中小型株が出遅れを取り戻そうと奮起している様子で、やはり幕間つなぎの相場といった印象です。

明日が9月の権利付き最終日ですので、問題は明後日の週末です。ここで配当落ち分をさらりと埋め戻すことができるかどうかが気になるところです。

おそらくまた年末に向けて米国の政治も荒れやすくなってくるかと思いますが、これほどまでに米大統領選挙のゆくえに市場が関心を向けるのも珍しいと言えます。

それだけトランプ米大統領の影響力が大きいということなのでしょう。

またその裏で日米の貿易交渉も進められ、茂木外相は輸出自動車の追加関税について避けられる見通しを示し、さらには将来的な関税撤廃に向けた確認もできたことを強調していました。

日本は米国産の農産品の関税をTPP水準まで引き下げ、米国は自動車以外の工業品関税を引き下げと米国側の譲歩を引き出すこともでき、一定の外交成果を得られたと言ってもよい結果だったのではないかと思います。

米中協議も最後は同じようにすんなり妥結して今まであれだけ市場を振り回したプロレスごっこは何だったんだ?といったことになるかもしれませんが、目先はやはり注意しておかなければならないでしょう。

市場の物色動向もまた内需寄りにシフトしてきておりますので、直近までお休みしていた情報・通信セクターなどが狙い目になってくるでしょう。

期待値の高い成長株などは8月の決算発表後に軒並み売られましたので、ようやく強含んできたコア(2359)やアイネス(9742)など株価の位置としても下から狙っていける銘柄がゴロゴロしているかと思います。

その他、幕間つなぎの相場では材料株やテーマ株、はたまた低位株なども動きが活発化しやすくなってきます。

本日一段高で吹き値を形成したオーバル(7727)やあとは兼松サステック(7961)が強含みで推移してきたところから年初来高値を更新してきました。短期の需給相場が好きな方はチェックしていただくとよいでしょう。

私も日頃からいろいろと銘柄を出してきましたが、やはり個人投資家にとってはここからがまた面白いところになってくると睨んでいます。

ここにきて小型株市場はマザーズが4日続伸、ジャスダックは変則13日続伸ですので地合いは着実に良くなってきています。

今週から来週にかけて新しく【加藤あきらの三冠王銘柄】を募集させていただいておりますので、ぜひ投資金をご用意の上で参戦表明していただければと思います。

今の相場に強気の方、ファイティングポーズをとれる方、ぜひともご参加をお待ちしております。


【 相 場 の 格 言 】
『良き投機は即ち良き投資なり』

それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。

【本日ご紹介した銘柄】
コア(2359)
アイネス(9742)
オーバル(7727)
兼松サステック(7961)

執筆者:加藤あきら

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