米国市場の下げは一過性のものかトレンド転換かを見極める
昨晩の米国市場が大荒れでしたので朝方の寄付が心配でしたが、NYダウの343ドル安に対して日経平均は106円安と踏み止まりました。
今日は直近で募集しておりました【加藤あきらの三冠王銘柄】の公開日でしたから、普段以上に緊張感のある寄付で非常にヒヤヒヤものでした。
結果、本日もしっかりとした足取りで良いスタートを切れましたし、当レポートをお読みいただけたご参加者様におかれましては今後が非常に楽しみな銘柄であるとご納得いただけたのではないかと思います。
さて、そもそも昨晩の米国市場ですが、下げを誘発したのは9月のISM製造業指数の結果が47.8と市場予想を大幅に下回ったことが主因とみられています。
しかし、よくよく思い返していただきますとこれはセンチメント指数ですので、8月の49.1に対し市場が大きく調整した際、アンケートに回答する製造業企業の担当者がこれは大変だ!と回答している面が否めないと思います。
そして、この出てきた結果に慌てて利益確定する投資家、アルゴの売りプログラム発動、これが思わぬ下げ幅につながったとみられます。
しかし、アルゴの売りプログラムであるならば一過性の下げであった可能性は高いわけで、仮に明日のISM非製造業指数や週末の雇用統計などで弱い数値が出てきた場合の反応を検証する必要があるかと思います。
もちろん経済指標が弱ければ10月末の米FOMCに向けて利下げ(金融緩和)の催促相場になっていきそうですから要注目です。
タイミングとしては日米ともに主力株の上昇が一服してきたところですので、ちょうど売りの理由づけが欲しかったという可能性もありそうです。
市場関係者の最近のコメントを見ていますと一様に来週にかけての警戒感を匂わせているようですので、経済指標や米国企業の決算スケジュールに入る前に売りが出たとも考えられます。
いずれにしましても、中国がしばらく休場の間、欧米市場にらみでザラ場中の方向感は出づらい状況が続くかと思われますし、それに伴って出来高も細りやすい中で「売り仕掛け」だけではなく「買い仕掛け」も入りやすい状況になっています。
本日は売り先行からプラス圏に浮上した銘柄もそれなりにみられましたので、こうした強気の投資家が参戦してきている銘柄を中心にまずエントリーするのかどうかを判断していくのがよいと思います。
【 相 場 の 格 言 】
『押し目の浅い相場は大相場』
それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆者:加藤あきら
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