いよいよ始まった業績相場、冷静にファンダメンタル重視で銘柄選び
やはり昨日朝方のニュースはデマだったのか、トランプ米大統領は本日、中国の劉副首相とホワイトハウスで会談すると発信し、市場は再びリスクオンへ。
あわせて今後注目しておきたい市場のシグナルやニュースが目白押しとなっており、米中のプロレスごっこにばかり気を取られている暇はありません。
まず、今朝飛び込んできたニュースでは米FRBが金融規制の一部緩和を示唆しているとの記事。
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以前にもこの件については観測が浮上していましたが、自己資本規制が緩められれば銀行にとっては運用の幅が広がり、これまでのように国債に依存・固執する必要は無くなってきます。
昨日のコラムでも債券買いが限界に近づいていることについて書きましたが、案の定、米国債利回りが反発して長期金利は再び1.7%に近づいて大幅高となりました。
市場は債券売りの株買いに動いてきており、さらに米国市場では銅、鉄、石炭といった原料(素材)、商品市況が反発してきたことからもモノが動き出してきていることが窺がえます。
さらに、中国が米国との貿易協議で海運大手への制裁解除を要請している模様で、貿易取引が巡航に戻ってくると景気が後退どころか拡大へと方向転換してくる可能性があります。
今朝の日本経済新聞では個人投資家の存在感が低下し売買シェアが18年ぶりの低水準に落ち込んでいるとの記事は皆さんご覧になりましたでしょうか?
外部環境に振り回されているうちに成長株売りをまともに食らってしまい、傷ついた個人投資家は悲観的になっていますが、本来ならファンダメンタル重視の業績相場に移っていくことを期待して逆張りの底値買いに動いてくる局面のはずです。
それがすっかり疑心暗鬼で今一つ手が出せなくなってしまっているという悲しい現実があると言えます。
自分が保有している銘柄に自信を持って取り組む必要があると言えるでしょう。
明日から3連休に入りますが、地球史上最大級の台風19号が近づいてリフレッシュどころではないかもしれないですが、気持ちを切り替えて相場に臨む気概が必要とされているのかもしれません。
取り組む銘柄はそれぞれかと思いますが、今後に期待を寄せる化学セクターでいち押しの関東電化(4047)や神島化学(4026)、ラサ工業(4022)あたりやはり素材は注目です。
さらには物流の活発化にも期待して近鉄エクスプレス(9375)などはどうでしょうか。
あとは安川電機(6506)の決算が出てきましたので、時期に決算シーズンが本格化してきますので、業績期待でエスケーエレクトロニクス(6677)など監視を強めておきたいですね。
【 相 場 の 格 言 】
『利食いに迷わば半分仕舞え』
それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日ご紹介した銘柄】
関東電化(4047)
神島化学(4026)
近鉄エクスプレス(9375)
安川電機(6506)
エスケーエレクトロニクス(6677)
執筆者:加藤あきら
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