利食い先行の相場、しかしリスク回避の動きはみられない
今月に入ってずっと言ってきましたけど、業績相場の色合いがだいぶ濃くなってきました。
本日銘柄公開となった【*******権利銘柄】はバリュエーション的に妙味ありで、水準訂正した後が本番です。
ここから上値を取りに行く動きとなるのが業績相場の特徴ですので非常に注目です!
さて、全体の市場環境としては米国市場が上昇一服となってきたところで日本株も利益確定売りが出やすくなってますね。
NYダウが27000ドル近辺というだけでなく、日経平均も23000円の節目に到達と分かりやすい天井感もあるので、これまでのパターンで売りに結び付けられやすいのでしょう。
こういう時はいつもの通り、リスク指標、そして市場スケジュールを点検しておきましょう。
市場の全体像は重箱の隅をつつくような局所だけ見ていても判りません、やはり大局観が何よりも重要です。
移動平均線だって短期より長期のものが優先されるのと一緒です。
まずはハイ・イールド債の推移について今週に入り弱含んできています。
多少は不安を誘いますが中身を詳しく見ていきますと、どうやらエネルギー系企業のジャンクボンドが下落しているようです。これは特に天然ガス価格に連動している模様で、それ以外は上昇してますから、目先は資源価格の推移にも目を向ける必要がありそうです。
ただし、この天然ガスに関しては国際的な政治的要因が強く絡んでいて、いずれ米国がエネルギー輸出を目論んでいるという話も聞きますので、景気動向の要因だけでなく業界の動向を探っておかないといけないかもしれません。というわけで今は無視で大丈夫でしょう。
あとはVIX指数13.20ポイント、問題なしです。
金価格も高止まりですがとりわけ買われた動きもなく、米国債も多少買われたにしても10年債利回りで1.8%台キープですから問題なしでしょう。
つまり、リスク回避の動きはみられないということです。
次に市場スケジュールですが、やはり注目は米国の金融政策、今晩のFOMC結果ですね。
果たして利下げはするんでしょうか?トランプ米大統領はまた少し吠えてますね(笑)。
あとは同じく今晩に米国の7-9月期GDP速報が出てきます。これは要注意でしょうね、為替が動くとすればこれがポイントになるのではないでしょうか。
夏場は経済指標が悪化するという季節性がありますので、過敏になり過ぎてもいけないと思いますが、売り材料にされるとすれば足元の景気動向でしょう。
さらに今週は中国の製造業PMIや米国の雇用統計とISM製造業景気指数といった重要なものが相次ぎます。
ポイントは前月比どうかといったところになるでしょう。
特に足元の株価上昇は景気敏感(シクリカル)株が物色の中心に据えられてきましたから、景気の先行きを探る上でこれらの指標はいつも以上に相場の撹乱要因になりやすいと心得ておきましょう。
あとは少し期間が空いて11月のAPECに向けて米中通商交渉の簡易合意、さらに中旬の米中首脳会談が本当に実現するかどうか、こうして考えると気が抜けない展開が続きそうですね。
だから、相場は膠着しやすくなってくるわけですね。
日経平均は昨日まで7連騰でしたから今日は一旦売り物が出やすいかもしれません。
とは言え、前場段階でのTOPIXはプラス維持ですし、日経平均にしても下がっているのは寄与度の大きい値がさ株が中心です。
あとは物色的に若干ディフェンシブに寄った感じです。
シクリカルな株にしてもたいして下がっていませんから、押し目買いと言っても動きづらいかもしれません。がしかし、市場サイクルで言えば11月のSQまでが狙いどころ、つまりあと1週間強です。
その後はまた循環で物色の順番をおさえていくだけですから、割安に放置されている株を狙おうと思ったらまだまだ沢山あります。
昨日に中間決算を通過したANA(9202)は売り先行からスタートして反発、JAL(9201)は明日決算発表を予定していますね。
あとは金利が上昇してきていますので金融株、三井住友FG(8316)や東京センチュリー(8439)なども対象に入ってきますよね。NECキャピタル(8793)はいつの間にか高値更新までしています。
半導体系や機械系の出遅れを狙っていくというのもアリですね。
フェローテック(6890)やA&Aマテリアル(5391)なんかがそうですが、日本フェンオール(6870)、ワイエイシイHD(6298)、三相電機(6518)、タキロンシーアイ(4215)などのマイナー系の銘柄も監視しておきたいと思います。
あくまでもバリュエーショントラップにかからないように物色していく必要はありますが、せっかく決算シーズンを迎えているわけですので、幅広く銘柄を見て、その中から今後の物色動向のヒントをつかんでいきたいものですね。
すでに分析済みの銘柄が来週にかけて仕込み場を迎える・・・そんな銘柄が【元祖あすなろ銘柄】です。
いや何が凄いって特許がスゴイです。
私から言えることは日本の未来を変える力がある企業ということ、この話は機関投資家のファンドマネージャーもビックリだと思いますよ。
≪加藤コラム内でご紹介の銘柄≫
◆三桜工業(6584)[自動車部品]
これはすごい!前場の値幅が750円(笑)。
デイトレーダーにとっても刺激的な値動きですね。
取り組みは必ずVWAP意識で。
◆日信工業(7230)[自動車部品]
ストップ高から利食い売り。
そこから再び買われてストップ高近辺。
ホンダ系の部品会社統合のニュース。
業界再編の動きが活発化。
やはり来年は自動車の年となりそうだ。
◆日本カーバイド(4064)[化学]
素材はやっぱり強い!
再び上値指向が高まってきて逆行高。
強気継続で次の高値ブレイクは買いか!?
◆扶桑化学工業(4368)[化学]
空売り増えてきているが、なぜ!?
株価水準だけでは計れないポテンシャルあるのに。
200日線突破後のご紹介から36%UP!
まだまだ行きますよ。
◆アイネス(9742)[情報・通信]
シクリカルに関係ないが要注目。
昨日の決算発表で上方修正を出し、
上値余地は拡大とみる。
◆資生堂(4911)[化粧品]
もはやディフェンシブとは言えないが、
本日年初来高値更新。
信用需給が売り長で、みんな売り目線(笑)。
≪あすなろ単発スポット銘柄の動向≫
★内閣改造即日公開銘柄(****)
あすなろの利確ポイントを無視してグングン上昇!
ホルダーはフォローにしたがって利食いを。
材料見ても上値を伸ばすとみるが、利食い千人力。
★レイワサムライ銘柄(****)
決算発表と同時に上方修正発表!!
利確ポイントに到達、でも利食いはもう少し待って!
この内容は眉唾もの。
5Gからの自動運転、そしてスマートシティの将来性をみて。
むしろ上昇本格化で追加買いしたい!
★隠れ新元号関連即日公開銘柄(****)
公開後高値更新で利確ポイント目前!
今日で8連騰!!
過熱感なく利確ポイント到達は時間の問題。
★ウルトラリッチ権利銘柄(****)
ファンダメンタル、需給からみて問答無用で買い!
業績がらみの材料はこれだけじゃない。
当然、下期の上方修正期待を考えれば上値余地大。
★スタートダッシュ権利銘柄(****)
本日公開となった単発スポット銘柄。
●●●メーカーの本命。
隣が上方修正となればコチラも当然業績上振れ期待度大。
決算発表が楽しみだが今日から1週間はまさに仕込み場。
戻り高値を更新したら需給好転で上昇加速も。
◆元祖あすなろ銘柄(****)
来週11/6(水)公開予定の期待株。
決算・業績材料で急騰株多数続出中。
次を狙うなら断然コレ!
まずは急いで詳細の確認を。
※【元祖あすなろ銘柄】とは?サイト内特設ページでご確認いただけます※
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【 相 場 の 格 言 】
『相場で傷を負いたくなかったら、
“事実”、“現実”、“理論”から1ミリたりとも離れないことだ。』
(ジェシー・リバモア)
それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日ご紹介した銘柄】
ANA(9202)
JAL(9201)
三井住友FG(8316)
東京センチュリー(8439)
フェローテック(6890)
A&Aマテリアル(5391)
日本フェンオール(6870)
ワイエイシイHD(6298)
三相電機(6518)
タキロンシーアイ(4215)
執筆者:加藤あきら
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