足元の下落は買い場!?赤札がついた銘柄は・・・?
★「中国、トランプ大統領との長期的貿易合意の実現性に疑念-関係者」
このヘッドラインが流れた10/31の18:00頃、為替のドルやポンドが一気に売り浴びせられ、米10年債利回りも1.85%⇒1.68%とたった1日で8~9%近く動きました。
★ちなみに、元ネタはこちらです
まず、上記の記事タイトルに注目しましょう。
中国、~~とあって、最後に「関係者」とありますね。こうした場合はだいたいが【フェイクニュース】だと思って疑った方がよいでしょう。
これは日本のメディアでもよくみる手口なのですが、実際の交渉担当者でもない人間の発言や見解であって、事実とは異なる記事が書かれることがよくあります。
中国で米国との交渉の先頭に立つのは劉鶴副首相で、米国側はライトハイザーUSTR代表ですね。
この「関係者」というのは非常に便利な表現で、実際の交渉に係わっていない人物の発言だったり、ひどいフェイクニュースだと存在もしていない人物の見解だったりとかを「関係者の情報によると・・・」などと言って特定の人物を隠した“でっちあげ記事”が出回ったりします。
以前このコラム内でも度々指摘してきましたが、今はこのフェイクニュースを都合のよい口実としてマーケットで売りが仕掛けられたりするのが日常茶飯事になっています。
なぜフェイクニュースだと考えるのか?
これも以前からお伝えの通り、米国でも中国でも、そしてわが国の日本でも政府側と反政府側による対立が激しさを増しています。
米国は米国で国内に足を引っ張る政敵(民主党)がいますし、中国は中国で習近平政権で一枚岩になっているわけではなく、江沢民がトップに君臨する上海閥が習政権の転覆を狙っています。
彼ら政敵に共通するのがグローバルネットワークを駆使して膨大な資産を築き上げただけでなく、さらにウォール街などの国際金融資本家と結びついてマスコミを支配しています。
昨年も一昨年も、北朝鮮のミサイル発射報道やらトランプ大統領のロシアゲート疑惑やら色々ありましたが、その度にマーケットを振り回してきた手口がこうしたフェイクニュースを用いた仕掛け売りです。
フェイクニュースでもなんでも良いが、実際に株価が下落しているじゃないか!と憤りを感じている投資家の方は少なくないでしょう。
でも、それを見分けることができれば、売らなくても良いところで売らされることなく、むしろそれを好機として押し目買いを入れることも可能です。
熟練したトレーダーはそのために日頃よりポジション管理を徹底し、いざという時のための余力を空けているわけですので、単にお金を休ませているわけではないわけです。
これに私たちも見習うべき点は多いですね。
投資家にとって重要なのはスキルの前に、ポジション管理とメンタルコントロールです。
つまり、これは【スキル×ポジション管理×メンタル=投資家として財を成す資質】と言っても過言ではありません。
巷に売られている投資本などはこのスキルにばかり焦点が当てられ、ひどいものですと銘柄の過去チャート解説して終わりなんてものもありますから、実戦でその通りにいくことはほぼ無くて例外だらけなので役に立たないですよね。
さて、本日の相場と今後の見通しについては特に変わりありませんが、やはり冒頭で述べた為替市場と債券市場の動きがカギを握ることは間違いありません。
ただし、これらを見ていく上では今晩の米雇用統計はもちろん、米ISM製造業景気指数の確認をしないことには始まりません。
これらの結果次第では再びドル高に反転する可能性もありますが、ドル円チャートは今回109円付近の200日移動平均線でカウンターを食らった形ですので、強力な抵抗になっています。
もしこれを上抜けてくる日が来たらその時は本格的に製造業を買っていかないといけません。
よって、今回の下落について「暴落の始まり」とやたらと不安心理を煽るような話も聞かれますが、売り方は現状の位置でも十分に締め上げられている状況ですので鵜呑みにする必要はないでしょう。
単に調整とみた場合、どれくらいの値幅と期間の調整が必要なのか、それを考えるのがスキルの一つであって、テクニカルや日柄などを計算していくわけです。
NYダウ輸送株は夏場以降はおよそ20日周期で上昇と下落の局面が入れ替わっていますので、10/28を起点として見た場合に11月の第4週までの日柄を考慮しておく必要があります。
ただし、値幅としてみた場合にはせいぜい横ばいになるのが基本とみてよいかと考えています。
もちろん米10年債利回りがどんどん低下してリスクオフに傾くのであれば話は別ですが、10月もそうであったようにこの時期はファンドの損益通算期限がまたあって、11月末にかけて債券の益出し売りが出やすいとみているからです。
日本市場に関して言えば、そのうち11/14までが決算シーズンで物色がバラけることが分かっていますから、少なくとも方向感が出始めるのは11/15以降となりそうなことは自明の理です。
だからこそ個別株の決算スケジュールをみて、他の投資家が決算ギャンブルをして撃沈したところを狙っていくのが最も市場の優位性を勝ち取る近道だと考えます。
今朝方のように下落して始まった時こそ狼狽せずに、とっておいた余力を使って下値を拾っていく、あるいは大局的にみてまずは様子を見る、あるいはヘッジポジションを一部買い戻して利益確定させておくなど、それぞれのスタイルに合わせて対処していけばよいと思います。
では、今週末は3連休となりますが本日の引け味は悪くなかった、つまり市場に逆行高した銘柄を多く見つけられるチャンスでもありますね。
『暴落相場の赤札銘柄は買い』という相場格言を聞いたことのある方は多いかと思います。
今回のは暴落でもなんでもありませんが、周りが狼狽売りしている時に買われる銘柄は決まって需給が良いという話は以前に何度もしてきましたね。
大型株ではパナソニック(6752)が昨日に減益決算を発表したにもかかわらず買われ、スズキ(7269)も気になる陽線を立てています。
それから三菱倉庫(9301)も決算後で買われていますが200日線までもう少しでしたね。
あとはやはり困った時の任天堂(7974)、そしてコナミ(9766)が決算発表で買われています。
続いて東洋水産(2875)なども強くて、ダイセル(4202)、日本ガイシ(5333)これはもう紹介済みでした。
さらに中小型株にまで目線を下げていくとニューフレアテクノロジー(6256)や兼松(8020)あたりも目につきます。どれも良さそうで目移りしてしまいますね。
銘柄選びに悩まれている方は、是非この機会に単発スポットの【元祖あすなろ銘柄】にも取り組んでみてください。先日もお伝えの通り、来週あたりは良い仕込み場になっていると思います。
優良株は周りが狼狽して売られた時にこそ買う!これを徹底していきましょう。
≪加藤コラム内でご紹介の銘柄≫
◆クリナップ(7955)[その他製品]
想像してた以上の上方修正が出てビックリ!
ストップ高で引けたので週明けも楽しみ。
バリュエーションからも上値余地ありそうだが、
週明けは半益でも確定させて気持ち良いスタートを切りたい。
◆アイティメディア(2148)[サービス]
6月のご紹介から紆余曲折ありつつ株価約1.5倍に!
8月にようやく中長期トレンドが転換したのだから、
もうひと伸び欲しいところ。
◆都築電気(8157)[情報・通信]
9月ご紹介から緩やかに右肩上がりで16%UP!
こちらも好決算発表で株価上放れ。
年初来高値更新に期待して利益を引っ張りたい。
◆日立金属(5486)[鉄鋼]
昨日の大陽線から程よく押し目を作って切り返す。
株価は10%UPだが、引き続き需給は良好で上値期待。
◆ジーテクト(5970)[金属]
為替円高でさすがに売られるかと思いきや意外高。
これはもしや三桜工業(6584)の二番手に!?
この7連騰は誰かが買い集めているとしか思えず。
株価は9/11より約15%UP!
200日線ブレイクからは20%UPでまだ初動の域か。
≪あすなろ単発スポット銘柄の動向≫
★加藤あきらの三冠王銘柄(****)
本日も全体に逆行高して続伸。
第2利確ポイント目指して強気継続。
★大抽選ウハウハ大当り銘柄【3倍銘柄賞】(****)
昨日やたらと意気込んだフォローを配信。
強気の買い一択!
★レイワサムライ銘柄(****)
本日も続伸で連日の高値更新!
利益確定をガマンできたホルダーはえらい!。
5Gからの自動運転、そしてスマートシティの将来性。
本格的に上昇中!
★あすなろプラチナム権利銘柄(****)
兄弟銘柄も年初来高値更新とおめでたい。
基準株価からは86%UP!
残すは最終ターゲットのみ。
★緊急即日公開銘柄-第肆弾-(****)
高値更新で株価約2.3倍に!
三段上げの最後は派手な上昇が見られるかも。
★ウルトラリッチ権利銘柄(****)
何度でも繰り返しましょう。
ファンダメンタル、需給からみて問答無用で買い!
業績がらみの材料はこれだけじゃない。
当然、下期の上方修正期待を考えれば上値余地大。
★スタートダッシュ権利銘柄(****)
●●●メーカーの本命。
隣が上方修正となればコチラも当然業績上振れ期待度大。
決算発表が楽しみだがこの1週間はまさに仕込み場。
戻り高値を更新したら需給好転で上昇加速も。
◆元祖あすなろ銘柄(****)
来週11/6(水)公開予定の期待株。
決算・業績材料で急騰株多数続出中。
次を狙うなら断然コレ!
まずは急いで詳細の確認を。
※【元祖あすなろ銘柄】とは?サイト内特設ページでご確認いただけます※
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【 相 場 の 格 言 】
『いつ起きるかを予想することは、何が起きるかを予想することより何倍も難しい』
(フィリップ・フィッシャー)
それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日ご紹介した銘柄】
パナソニック(6752)
スズキ(7269)
三菱倉庫(9301)
任天堂(7974)
コナミ(9766)
東洋水産(2875)
ダイセル(4202)
ニューフレアテクノロジー(6256)
兼松(8020)
執筆者:加藤あきら
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