下方修正で悪材料出尽くし、業績改善期待を背景に上値追い
コイル製造用の自動巻線機で最大手。高い技術力を活かしたパーツフィーダやその他にコネクタ(ソケット)の製造を自動組み立てする製造システム等にも強みがある。海外展開にも積極的に取り組みアジア圏における開拓を急ぐ。
業績面においては8月に第1Q決算を発表した段階では売上高51億円に対し営業利益が2.6億円と大きく落ち込んだが、期初の上期計画に対しては33%進捗とまずまずの実績であった。続く11/7中間決算では前期比で大幅な増収増益となり累計では微減収、2ケタ増益と急改善がみられている。自動運転車の性能に直結するモータ組立ラインの需要増加は今後非常に重要になってくるとみており、下期以降は改善してくるとみる。
株価は上記の決算発表前後に弱含む場面がみられたが、足元の厳しい事業環境の悪化をほぼ織り込みが完了し戻りを試す動きになった。むしろ下期以降で利益が大きく回復する期待感から株価が一段高する契機として捉える向きが広がり、上値を試す動きが続きそうだ。
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