トヨタ自動車による最新自動運転車の投入が話題、注目株を狙い撃ち
自動車のモーターや2次電池用に組み込む温度センサーが主力で、セラミクス技術と電極技術の開発力を活かして高精度・高温度対応のサーミスタ各種を手がける。高温に強いガラス封止のサーミスタエレメント、家電や住設機器・産業機器向けのサーミスタアッセンブリなどに特長を持つ。
業績面は11/14に中間決算ならびに業績下方修正を発表しており、自動車、エアコン、カスタム部品、電子機器の全方向で減収となった模様だが中国市場の減速影響が出たとみられる。例年、夏場の7-9月期業績は落ち込む傾向にあるが、成長分野の自動車電動化領域は伸長しているとみられ、今回の下方修正により通期達成のハードルは下がったと言える。
株価は業績悪化に直面して上記決算発表の直後は一時的に下押しする場面もみられたが、その後25日移動平均線を奪回してからは12/13に高値896円をつけて上値を伸ばした。足元では再び調整をはさみ25日移動平均線とのプラス乖離を縮めたが、同社の取引先はデンソー(6902)向けが中心。今回、トヨタ自動車(7203)が自動運転技術「レベル4」の初商品化を進めていると発表し、車載向けセンサーを手がける同社の活躍の余地は大きくなるものと予想される。
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