前回決算で売られたバリュー株が逆襲の陽線
各種発電所や製鉄・製紙・石化プラントの建設、補修工事を手がけている企業で、プラント設備の解体や定期点検等を行い、70年にわたる豊富な実績に強みがある。独自の技術・工法・特許品などを活かして環境保全にも参入。東南アジアを中心に海外の発電プラント建設にかかる大型プロジェクトにも実績を有する。
業績面においては11/8に中間決算を発表し、売上高は前期比12.0%増収、営業利益は同6.2%減となったが、建設工事部門においては火力発電、製鉄関連設備、環境保全設備なとの工事受注高が前年同期比182.1%増と高い伸びを示した。建設工事・補修工事ともに豊富な受注残を維持していることから今後に向けた業績期待は高まっていきそうだ。
株価は上記決算発表直後に急落したが、足元では戻り高値を更新しながら75日移動平均線を上抜けてきた。それなりに決算に対する期待値は高いものがあるだろうが、前回の決算で比較的ハードルは下がったとみてよく、2月上旬に控える第3Q決算においては見直し買いのきっかけになるものとみている。
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