株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2020-01-24 07:00:00

本日の厳選株

バリューの水準訂正から上昇加速局面に移行したグロース期待株訂正から上昇加速局面に移行したグロース期待株

第一工業製薬(4461)

工業用薬剤の最大手であり、幅広い産業に対応した多様な製品ラインナップがあり、素材提供だけでなくカスタム品の製造技術に強みを持つ。多用途の界面活性剤を主軸としながら、凝集剤などにも強みを持ち、直近では粘着性に優れたハイドロゲル開発特許も取得。また、グループ会社のバイオコクーン研究所において栄養価の高い「カイコ冬虫夏草」といった健康機能食も開発。

業績面は中間期において売上高は期初計画を若干下回った程度だが、利益面は機能材料の光硬化樹脂用材料の増産にかかるコスト増などが響いて未達となった。しかし、光硬化樹脂用材料は半導体や液晶のレジスト材料や光ファイバーなどのコーティング剤としても用いられる成長分野であり、売上に大きく寄与しているIT・電子用途だけに、利益を圧迫しても致し方ないと言えよう。主力の界面活性剤が低迷を脱することに期待したい。

株価は夏場の落ち込みから持ち直して高値圏に到達、足元では25日移動平均線をサポートにしながら上値を目指す展開となっている。上記の光硬化樹脂用材料の引き合いが増えて急遽増産体制に踏み切ったことや、5G向け高性能半導体の基板材料における専用工場の新設など材料豊富で、今後は上値追いから上昇加速局面が期待される。目先のところでは1/30に決算発表を控えており、これと前後して仕込んでいきたい。

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