ファンド売りに遭った成長期待株を突っ込み買い
資産・施設・不動産の運用管理に関するクラウドサービス事業・情報管理業務を手掛けており、クラウドサービス「@プロパティ」を提供。J-REIT向けで約6割と高シェアを誇る。クラウドサービスに関するシステムインテグレータ業務などにも展開しているBtoBの不動産テック企業。
20年3月期は新規顧客の獲得や、利用拡大からクラウドサービスの利用料収入が順調に増加しており、売上高・利益ともに過去最高更新を見込む。蓄積されたデータをAI解析し、賃料や売り上げ予測を行うサービスも行っている。
業績面においては11/19に中間決算を発表、1/31に第3Q決算発表を予定している。中間期においては売上高が前期比31.4%増収、経常利益は同31.7%増益と大幅な増収増益で着地。中でもソリューションサービスが前期比で大きく伸びており、収益貢献度が高まったことも大きい。
不動産産業はテクノロジー活用が遅れている産業であり、不動産管理のIT化の進展に伴い同社サービスの利用拡大が見込める。同社ではパブリッククラウド型のサービスを提供しており、クラウドが浸透し始めている現在においては更なる需要増加が期待できそうだ。株価は直近で年初来高値1325円をつけた後は調整局面を迎えているが、1000円を割り込む時には突っ込み買いとして意識しておきたい水準と言える。
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