バブル生成プロセスのブラックマンデー的な下げ、ショック安で買い場を見極める
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昨晩の米国市場はNYダウが1000ドル超安で全面安の展開、日本市場が休場の間に欧州、アジアも軒並み売られて指数はそれぞれ3%~5%の下げに見舞われています。
連休明けの日本株もこれを織り込む動きになるとみられますが、問題は短期的なリバウンドがあるのか、ないのか?になるでしょう。
おそらく朝方はパニック的な投げ売りが殺到して全銘柄が寄り付くのにも時間がかかるかもしれませんので、9:15頃までは気配が切り下がっていくことでしょう。
肝心なのはその後で、日経平均が1000円超の下げとなった場合には普段の100円、200円などの値幅はもはや誤差の範囲になってきます。
9:30~10:00までの間にパニック売りが一巡して、その後10:30頃までの間に短期的なリバウンドがみられるかどうかがカギを握ることでしょう。
ただし、昨晩の米国市場では大幅安とはいえ、史上最高値から3.5%程度下げただけですから、単に高値波乱と言える範囲です。
到底売りが一巡するとも思えませんので、まだ下値余地が十分に残っているとみておくべきでしょう。
つまり、引けにかけては逆張りで買い向かう短期筋や日銀のETF買い入れなども一巡してくるのでまたダラダラと売り物が出てくる可能性があると思っておいた方がよいでしょう。
あとはいつも言っているキャッシュポジションの“3割”が確保できているのであれば変に売ったり買ったりする必要はありません。
あくまでも米国や日本の金融政策の催促相場と割り切って、短期的な上げ下げはバブル発生前の前兆くらいに思っておくとよいでしょう。
引き続き、AI、資産インフレバブル相場の柱となってくるであろう半導体株、不動産株、そしてソーラー株の動向を追っていきましょう。
結局のところ、足元の株式市場の環境はバブルになるか、ならないかの瀬戸際にありますので、1.3%台に突っ込んできている米国債券市場がどのタイミングから金利が上がり始めるのかを見ながら“歴史的な買い場”を逃さないようにしましょう。
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【 相 場 の 格 言 】
『人が冷静さを失っているとき、あなたが冷静さを失わなければ、
あなたは富を築くことができる。』
(マーク・リッチー)
『最高のトレーダーは多くの独特な考え方をしている。
彼らはその一つとして、恐れずにトレードを実行し、また同時に軽率なトレードと恐怖心によるミスを防ぐ心構えを習得している』
(「ゾーン 相場心理学入門」より)
それでは本日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆者:加藤あきら
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