株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2020-02-26 15:45:00

加藤あきらの投資戦略室

コロナと東京オリンピック2020と株式市場の関係性

短期的なショック安に投資家心理が冷え込んでいる最中ですが、【あすなろダブルテンバガー銘柄】が公開後高値を更新してきました。もうすぐ『第2利確ポイント』です!

ウイルス懸念で暗いニュースばかりが飛び交い、全体が下げている時にこういう明るい話は心強い存在です。

あすなろでは10倍達成記念イベント【新・裏道王道銘柄】が募集スタート!
有料のスポット銘柄でテンバガー銘柄を輩出したあすなろが次に狙う王道銘柄は?

と、その前に市場も世間のニュースもコロナウイルスで持ち切りなので、少し市場環境を整理しておきましょう。

足元ではまさに1980年代後半バブル発生前に起こったブラックマンデーさながらの状況に感じますが、当の私は実際に生まれたばかりの話でよく分かってはいません。

長らく相場に向き合ってきた皆さんの方がその辺はきっと詳しいことでしょう。
私は“今”の相場について詳しく見ていきたいと思います。

昨晩の米国市場は200日移動平均線の重要な攻防戦に差し掛かってきました。

日本市場でも先日もお話した騰落レシオはいよいよ60ポイント台に突入してきていますね。
ここまで来ると2018年12月のブラッククリスマスや昨年の令和ショックがあった時など、逆張り中心の中長期投資家も手を出してくる頃合いかと思います。

リスク指標のVIX指数(恐怖指数)は昨晩に一時30ポイントまで跳ね上がり、2018年12月以来の高値をとっています。
他方で、私が最重要視している米10年債利回りは2016年の低水準からさらに低下し、史上最低となる1.31%をつけました。

株式市場を見なくとも、明らかにマネーがリスク回避の動きになっているのは分かります。

債券市場を見る限りでは、さすがにこれ以上はもう債券を買えないよという限界を超えてきていると思います。
米国人ならともかくとして、例えば日本の運用機関が米国債を買うとなれば米ドルの調達コストと債券利回りが見合わなくなります。
仮に償還を迎えた米国債を再投資するにしても利回りが低く、投資妙味が薄れてしまっているはずです。

つまり、リスク回避の安全資産として米国債が買われているといった市場解説をよく見聞きしますが、運用担当者からすれば消去法的に資金の振り向け先だった債券市場は使えなくなり運用に困ってしまう状況と推察されるのです。

こうなってくると、困った金融機関は否が応でもリスクを取るしかなくなってしまいます。

現状ではまだ、金融機関がリーマン・ショックの戒めとして2010年に規制されたボルカー・ルール上、積極的にデリバティブ取引などに手を出すことは出来ないわけですが、実は以前もこのコラム内でこのルールが撤廃されることになるかもしれないと書いたことがあります。

云わば手錠をはめられている金融機関が運用難からリスク資産市場に解き放たれる可能性があるということです。

これは株式だけでなく通貨、REIT、原油や金など商品市場も含めて大きな地殻変動が起こる可能性が高まってくることに他なりません。

今まで全世界に“デフレを輸出”してきた中国が都市閉鎖などを行っている状況ですから、今後のインフレ(おカネの価値が下がり、モノの価値が上がる)可能性を考えなくてはならないわけです。

歴史的にもバブルの萌芽から発生、膨張、崩壊といったサイクルは不変で、一度生成されたら不可逆的に進行することは証明済みです。

最近ではようやく(?)この新型コロナウイルスが理由で東京オリンピックが中止になるかもしれない、といった話が聞こえるようになってきました。

おそらくマーケット材料としてみた場合には本当に東京オリンピックが中止、もしくは延期といった最悪の事態を想定するような必要に迫られた時には、“一旦の悪材料出尽くし”となって株高につながることでしょう。

良くも悪くもニュースの見方は、相場として見るのと一般常識として見るのとではポイントが違うのです。

決算の良し悪しと必ずしも株価の動きが一致しないのと同じ、「ファンダメンタルが~」、「テクニカルが~」、と言っても大きな流れを無視しては儲からないのと同じことです。

最新のニュースでは東京オリンピック開催の判断は5月下旬を期限として下されると報じられています。
もし本当に、19世紀(第1回は1896年にギリシャのアテネ開催)から連綿と続いてきた“世界平和”の象徴的なオリンピックを中止しなければならない状況ならば深刻な事態なのです。

こうなるとさすがに、これまで緊縮財政を頑なに押し付けてくるIMFや昨年消費増税を強行した日本の財務省、そして金融緩和に二の足を踏んでいる日銀も動かざるを得ない状況が“演出”されることとなります。

そもそも、このウイルスというのは14世紀にヨーロッパで流行した「ペスト(黒死病)」や第一次世界大戦中に爆発的な流行となった「スペインかぜ」にみられるように、必ずしも「インフルエンザ」のように季節性で終息するものではありません。

終息時期を予測すること自体が不可能で、当然ながら今後の変異可能性までをふまえておく必要があるわけです。

では、少し見方を変えてみましょう。
イタリアなどでもウイルス感染拡大の懸念が出てきて、アメリカなどでも今冬すでに1万人以上の死亡者が出ているインフルエンザがもしかしたらコロナかもしれない!?という懸念も出てきていますね。

仮に世界中でウイルスが流行して文字通りの“パンデミック”となった場合、日本での感染拡大がさほどでもない、つまり、「日本はまだマシな方」という見方が広がった場合にどんなことが起こるのでしょう?

足元の世界同時株安は株式市場だけでなく、債券、為替、金(ゴールド)、原油・・・いわば資本市場全体に従来と違ったシグナルが発せられています。

これは自然災害などで俗にいう異常気象ではなく、異次元緩和と揶揄された緩和マネーが膨大になっている現在の状況下ではもはや異常なことではありません。

先の週末に開かれたG20財務相・中央銀行総裁会議に出席した麻生財務相も黒田日銀総裁も「現在は経済回復見通しは不変で、政策対応議論する段階にない」との認識を示しています。

だから安心してCTAは株売りを仕掛けることができるのだと思いますが、さらに昨夕で財務省、日銀、金融庁の三者会合が臨時で会合を開きましたが、そこでは「新型コロナウイルスの感染がイタリアなどにも広がりどこまで感染が広がっていくか市場の不安感が以前より大きくなっている。市場動向を緊張をもって見守っていくことで一致した」との発言に止めています。

もはや恒例となったパフォーマンスに失望された投資家も多いことと思われますが、つまるところ“まだその時ではない”というメッセージです。

いつもお伝えの通り、やみくもに金融緩和したところで効果は知れてますから、やはり“インパクト”が必要なのです。

日銀が動く時期について、投資家としては目が血走ってしまうところですが、早ければ米国と歩調を合わせてトランプ米大統領が最近また言い出した中間所得層への減税策にみられる財政政策に踏み切るタイミングが考えられます。

遅くとも4月の新年度入りで、この前成立した補正予算が執行される新年度予算と合わせてくるタイミングなどが考えられるでしょう。

少なくとも、上記の麻生財務相、黒田日銀総裁が“まだ”と言っている以上は籠城戦なわけです。
ちなみに先日公開した【加藤あきらの真田丸銘柄】の防御力はハンパではありません(笑)。

足元の株価動向に振り回されることなく、泰然自若の構えでガッチリと資産を守り抜き、攻めに打って出る機会を見極めていきましょう。


≪加藤コラム内でご紹介の銘柄≫
◆すららネット(3998)[情報・通信]
12/27ご紹介から株価は52%上昇で高値更新!
好決算と教育ICTのテーマ評価で物色人気化。
ただし本日の大陰線は需給悪化懸念で調整待ちに。

◆エヌ・ピー・シー(6255)[ソーラー]
9/3ご紹介から株価は最大72%上昇!
調整から押し目買い妙味が漂い2/20再紹介。
東京ビッグサイトで「スマートエネルギーweek2020」開催。
(2/26~2/28)

◆信越化学(4063)[半導体]
1/28ご紹介から10%上昇で2/21高値更新!
米キャピタル・リサーチが保有割合の増加!
半導体市況見通しに強気の姿勢が窺える。

◆SUMCO(3436)[半導体]
7/11ご紹介から株価は45%上昇で高値更新!
GSレポート格上げで上値指向強まる。
ウエハー需要増を市場は織り込みきれていない模様。
調整時の押し目買いは吉と出るか。

◆ショクブン(9969)[小売]
1/23ご紹介から株価は最大55%上昇!
ウイルス懸念で宅配ブーム!?
同じく宅配のオイシックス(3182)が本日2ケタ上昇。

◆JSR(4185)[化学]
11/19ご紹介から株価は上下しながら9%上昇!
半導体レジストを手がけており注目。
半導体関連の押し目買いは有効か。

≪あすなろ単発スポット銘柄の動向≫
★あすなろダブルテンバガー銘柄(****)
雌伏の時を越えてついに頭角を現してきたテンバガー候補。
テーマ株の物色人気化で上値伸ばせるか?
新鮮な情報で【新・裏道王道銘柄】も募集スタート!

★緊急即日公開銘柄-第弐弾-(****)
地味な値動きから直近のコロナ・ショックで覚醒!!
3日連続のストップ高から公開後高値を更新!
出来高凄まじく以前のマスク関連を彷彿とさせる。

★あすなろ五つ星アワード-金賞銘柄-(****)
直近の決算材料で値動きが様変わり!
こちらも3日連続のストップ高交えて高値圏の攻防。
小型株で急騰連発は市場でも目立つ存在。

★ダイヤモンドテンバガー銘柄2019(****)
テーマ株でも新興勢力の実力株がじわじわと本領発揮。
昨秋から完全に上昇トレンドに転換して上場来高値トライの動き。
『第2利確ポイント』を突破だが、利益を引っ張りたい局面。

★シャイニングフィーバー銘柄(****)
昨年から段階的に上値を伸ばし、高値圏の攻防!
上場来高値が視野に入り、上昇ペースも加速。
本日も利益確定売りをこなしてしっかりの展開。

★あすなろドリームカルテット[大石銘柄](****)
今年に入り見違える値動きで株価は鋭角に急上昇!
『第2利確ポイント』を達成し、株価は1.5倍に。
時価総額も小さく、まだまだ成長余地あり。

★加藤あきらの真田丸銘柄(****)
この地合いで上下しても総じて底堅い値動き。
下値狙いでしっかりと仕込んでおきたい。
3月入りで動意材料にも期待。

★トップ・オブ・チャーティスト加藤銘柄(****)
とうとう株価8.45倍達成。
あすなろ有料銘柄ランキング第2位に浮上!!
高値攻防戦も益出し売りをこなして一段高に期待。

★新・裏道王道銘柄(****)
あすなろ有料銘柄ランキング堂々の第1位。
テンバガーを通り越して14倍達成の裏道王道銘柄、
悲観ニュース満載のこの時期が仕込み時。

※【【新・裏道王道銘柄】募集スタート!サイト内特設ページでご確認いただけます※

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【 相 場 の 格 言 】
『人が冷静さを失っているとき、あなたが冷静さを失わなければ、
 あなたは富を築くことができる。』
(マーク・リッチー)

『最高のトレーダーは多くの独特な考え方をしている。
 彼らはその一つとして、恐れずにトレードを実行し、また同時に軽率なトレードと恐怖心によるミスを防ぐ心構えを習得している』
(「ゾーン 相場心理学入門」より)

それでは本日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。


執筆者:加藤あきら

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