各国総動員での協調緩和、史上空前のマネーゲームが起こる可能性
奇しくも弊社あすなろは創業16年目に突入!ということで大創業祭で沸き上がっています。
ご覧になりましたか?
昨晩の米国市場、各国総動員の協調緩和期待で過去最大の上昇幅を記録!
NYダウは1293ドル高で5%超の大幅上昇。
つい先日は1190ドル安の過去最大の下げ幅を記録したばかりでした。
米アップルが1Q業績悪化懸念から300ドルを割り込んで安値256ドルをつけた2月末、わずかこの2日間で16.5%も上昇。
米アップルの時価総額は1.3兆ドル(140兆円相当)ですから、20兆円規模での資金が流入したことになります。
これはもはや以前コロナウイルスで急騰・仕手化した銘柄のマネーゲームとは全く次元が違う話です。
さて、昨日は日銀の黒田総裁による緊急談話発表が行われた矢先、海外時間では日銀だけでなく米欧中銀が景気対策で協調緩和にむけた検討を開始したことが伝わってきました。
本日もオーストラリア中銀が0.25%の利下げ決定、さらに4日はカナダ中銀が5年ぶりに利下げに踏み切るとの観測も浮上しています。
先月はタイやブラジル、フィリピンなどが利下げに踏み切っており、前回見送ったインドや韓国なども利下げ観測が出ています。
各国で緩和競争の様相を呈してきたことで、日銀も動かざるを得ない状況に立たされているとみるべきでしょう。
どうやら本日は先進国G7で財務相・中央銀行総裁が緊急電話会合を行うとの観測が出ている模様で、昨晩の米国時間における株高は一斉にショートカバーが入ったとみられます。
本日も今朝方は協調緩和期待から高く寄り付いて始まった日本株ですが、他のアジア市場やグローベックス先物が堅調に推移する中で売り物に押される格好になっています。
需給的には3月のメジャーSQに向けたオプションの整理に先物主導で売られやすいのだと思いますが、もう一つは今晩、目前に迫った米大統領選前哨戦のスーパーチューズデーが控えているのも要因としてあるのかもしれません。
民主党候補が誰になるのか非常に注目されている中で、左派のサンダース候補が優勢とされています。
以前、若手の新生として急浮上してきた中道・穏健派のブティジェッジ候補がその後の伸び悩みから撤退、同じく中道派のバイデン候補の支持を表明したことで、市場は多少なりとも警戒しているのでしょう。
しかし、昨日大きく上昇したとはいえ日本株だけ弱含みなのは解せません。
おそらくは毎度のことで今更ですが、空売り攻めに振り回されている側面は否めないでしょう。
ボラティリティの高止まりで、VIX指数は一時40ポイントまで跳ね上がったところから下がったとはいえまだ33ポイントです。
オプション取引が活発化しているわけです。となれば先物市場はオプションの動向にしたがって景色が目まぐるしく変化してしまいます。
本来であれば、このVIXが15ポイント割れまで低下し市場が落ち着きを取り戻したところから参戦していきたいところですが、協調緩和のサプライズ砲がいつ放たれるか時間の問題になってきましたのでそうも言ってられません。
いずれにしろマーケットリスクはこれからも色々と噴出してくることが予想されますので、むしろこの高ボラティリティと付き合いながら仕込んでいくほかないと考えるからです。
昨年の8月同様に、下値波乱で乱高下している間はまさしくシェイクアウト(振るい落とし)にのみ注意しておく必要があるでしょう。
NYダウが一晩で5%も急騰してしまうようなマネーゲームは今後より一層過熱していくと思いますし、すでに債券市場が良い先例になっていると言えます。
米10年債利回りは1.03%から1.15%まで上昇、金融マーケットはどこもかしこも異常な相場になっていますから自分が自信を持って投資できる先を選び、しっかりとリスクを取ってください。
米アップルでなくともリターンは後からついてきますし、そうでなければ急騰急落で“損切り貧乏”の道を突き進んでしまうことでしょう。
無駄にあれこれ思惑的な売買を繰り返してしまうようであれば、日経レバ(1570)を買って5月まで放っておくのもよいでしょう。
日銀の外堀りは埋められており、協調緩和はもうすぐです。恐れず、怯まず、淡々と仕込みを行ってください。
≪あすなろ単発スポット銘柄のご案内≫
★あすなろ創業祭2020(****)
大波乱の2月相場から舞台は3月相場へ!
【あすなろ創業記念2020・大抽選会】結果公表
「大金星銘柄」「金星銘柄」ともに強気で買い♪
※【あすなろ創業記念2020・大抽選会】開催中!サイト内特設ページでご確認いただけます※
▼【加藤あきらの投資戦略室バックナンバー】▼
※詳細はコチラをクリック※
【 相 場 の 格 言 】
『人が冷静さを失っているとき、あなたが冷静さを失わなければ、
あなたは富を築くことができる。』
(マーク・リッチー)
『最高のトレーダーは多くの独特な考え方をしている。
彼らはその一つとして、恐れずにトレードを実行し、また同時に軽率なトレードと恐怖心によるミスを防ぐ心構えを習得している』
(「ゾーン 相場心理学入門」より)
それでは今週も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆者:加藤あきら
無料新着記事
-
株価100倍候補銘柄あります!
アナリスト木村の銘柄研究部
(2024/11/28 17:00)
-
買収観測の住信SBI(7163)が急騰S高!+18.93%UP!
あすなろレポート〈夜版〉
(2024/11/28 17:00)
-
新たなデータセンター関連銘柄など3選
後場の注目株
(2024/11/28 11:30)
-
トランプの【次の銘柄】を予言いたそう
女株将軍アスナの「我に続け」
(2024/11/28 11:15)
-
[3銘柄アリ]世界が荒れ株価はどうなる?
株ドクターマサトの投資家診療所
(2024/11/28 10:00)