国内株式市況。
　 　
本日の国内株式市場は、NY株式の反発や原油価格の下落を受け、CMEの日経平均先物に鞘寄せする展開で始まった。
更に、寄り前の外国証券会社の注文動向で、売り2970万株・買い5100万株と18日連続の買い越しとなったことや、それを裏付ける形で、午前中に財務省が発表した8月7日-13日の対外対内株式投資が7219億円の買い越しと今年最大を記録したことも下支え要因となった。

為替市場で、一時、1ドル＝113円台をつけていた相場が、109円台まで上昇したことも、外国人買いを加速させたようだ。

日経平均株価は、前日比34.25円高の12307.37円と続伸。
TOPIXは、前日比2.84ポイント高の1252.94ポイントで取引を終了した。

業種別指数は、33業種中21業種が上昇。
郵船（9101）・商船三井（9104）・川崎汽船（9107）の海運業が引き続き買われ上昇率1位。
住友倉庫（9303）・上組（9364）の倉庫・運輸関連が2位。
ゴム製品、空運業、医薬品も高い。

半面、新日石（5001）・昭和シェル（5002）・コスモ石（5007）の石油・石炭製品が、原油価格の下落からこちらも引き続き売られ下落率1位。
同様に、国際石油（1604）・石油資源（1662）の鉱業も安い。

個別銘柄では、（衆院選挙に出馬が噂されている）堀江社長が、個人資金でテレビ株を取得していると報じられた、ライブドア（4753）/520円（+45円）が出来高を伴い上昇。
一部、仕手筋介入の噂があったグラフテック（6968）/207円（+22円）が高い。
東証・大証が信用取引に関する臨時措置を解除したことを好感し、紀州製紙（3882）/373円（+52円）も買われた。
最近は、信用取引の規制解除で買いなおされる銘柄が目立つ。

半面、業績を下方修正したリンテック（7966）/1720円（-110円）が売られ、今週初に業績を下方修正したGMO(9449）/2170円（-130円）も安い。
3日連続でストップ高をつけていた、BBタワー（3776）/780万円（-100万円）は反落しストップ安。


2005-8-18 19:45更新分



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