株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2020-04-02 14:00:00

加藤あきらの投資戦略室

政府は過去最大の緊急経済対策を策定急ぐ中、国民の声に基づきマスクを配布

新型コロナウイルスを巡る日本政府の対応がネット上で話題になっていますが、全世帯に布マスク2枚配布することが決定しましたね。

日本国民がマスクのためにドラッグストアに行列をなしたり、国会議員ばかりマスク着用してるといった声が多いからでしょうか。。。

各国の政府対応を見比べてみると、ブラジルでは「どうせ誰もがいつかは死ぬ」とノーガード戦法を強行する国もあれば、トランプ米大統領と並んで強権(狂犬)と称されるフィリピンのドゥテルテ大統領はロックダウンに違反した者を犬用の檻に拘束したことがニュースになっています。

ブラジル大統領ロックダウンを拒否「どうせ誰もがいつかは死ぬ」(2020/3/31)

移動制限 違反者急増のマニラ 若者5人、犬用おりに拘束(2020/3/31)

政府対応としては両極端な例かと思いますが、日本政府の感染症対策は混乱を避けて医療崩壊を防ぐ目的からかマイルドな感じで、敢えて何もせずに推移を見守る戦略を採っています。

経済対策についても米国のトランプ政権は第4弾として、2兆ドル規模のインフラ投資に意欲を示していますが、日本政府はまだ緊縮財政から及び腰であることが透けて見えてきます。

トランプ大統領、2兆ドル規模のインフラ法案求める(2020/4/1)

この財務省を切り崩せない限りは株高など望むべくもないですが、元の話ではブラックアウト期間は4月12日(日)のイースター(復活祭)と言われており、トランプ米大統領も以前はこれまでに新型ウイルスを除去することを仄めかしていました。

トランプ氏、新型ウイルスは「イースターまでに除去」 NY州では感染急増(2020/3/25)

最近では行動制限の期間を4/30まで延長しつつ、引き換えに追加の経済対策を出してくるなどトランプ政権のスタンスに変化が出ていることが事実で、目先はとても厳しい2週間になると明言しました。

いまの米国で起こっていることが今後の日本においても起こってくることを考えれば、マーケットも実生活も今後2週間が再びの試練を迎えるということになりますね。

すでに波状的な売り圧力は和らいできましたが、投資家も多少の戻りを見せられたがために含み損が減ったところで戻り売りしておきたいという心理が働きやすいところです。

ちょっとした下げでも我慢しきれず投げておこうとなるため、出来高が無くとも株価は下がりやすくなるのがこの今週・来週になると思っておく必要がありますね。

ところがそれはあくまで全体観の話であって、個別株の動きはまた別です。
直近3/30ご紹介のイメージワン(2667)などは下げるどころかむしろ逆行高しているくらいですので、3/31のコラムで書いたとおり銘柄選びが殊更に重要な局面と言えるのでしょう。

本日も引き続きテーマ株物色が活況で、任天堂(7974)が売られてマスク・ウイルス関連が再び物色されました。

物色動向も徐々にバラついて的を絞りにくくなってくることと思いますが、いつまでもマスク、マスクと騒いでいる場合では無いでしょう。
マスクは政府が1世帯に2枚ずつ支給してくれますので、せめて株式投資においては視野を広く持って連想ゲームを楽しんでいきましょう。

AI関連のデータセクション(3905)やテクノスデータサイエンス(7046)、Kudan(4425)、情報セキュリティ関連のユナイトアンドグロウ(4486)、そしてシステム系のブリッジインターナショナル(7039)などマザーズ銘柄の中で元気なものが目立つようになってきています。

物色がバラつくということは資金のヨコへの広がりを示すものでもありますので、買い集めしている間に急騰に遭遇するといったことがみられてくることと思います。


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【 相 場 の 格 言 】
『人が冷静さを失っているとき、あなたが冷静さを失わなければ、
 あなたは富を築くことができる。』
(マーク・リッチー)

『最高のトレーダーは多くの独特な考え方をしている。
 彼らはその一つとして、恐れずにトレードを実行し、また同時に軽率なトレードと恐怖心によるミスを防ぐ心構えを習得している』
(「ゾーン 相場心理学入門」より)

それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。

【本日ご紹介した銘柄】
データセクション(3905)
テクノスデータサイエンス(7046)
Kudan(4425)
ユナイトアンドグロウ(4486)
ブリッジインターナショナル(7039)

執筆者:加藤あきら

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