夜間は相変わらず激しい値動きをみせる日経先物市場ですが、日中はずいぶんと落ち着いた値動きになりましたね。

明日のSQ前に多少の上下はあるものと思っていましたが、思いの外しっかりでポジション整理などは大方先週のうちに終わっていたのでしょう。

昨日急伸の立役者ファーストリテイリング（9983）も値崩れすることなく続伸、またシクリカル系の自動車・エレクトロニクス・機械などがしっかりで、逆にこれまで堅調だったディフェンシブ系の中外製薬（4519）や富士フイルム（.4901）、エムスリー（2413）などが売られました。

とは言っても、昨日の全面高の反動がそれなりにあることや、利益確定売りの範疇であることを考えれば、大して気にする必要も無いのでしょう。

あと前からお話している原油市場、サウジアラビア周辺の原油価格をめぐる戦争もOPECプラス会合のゆくえや米国の民主党サンダース候補（2月に市場急落の原因を作った人物）が大統領指名候補から下りたことなど気になる時事ニュースもあるのですが、日本株の動向に絞って見ていきたいと思います。

それにしても個人投資家の主戦場である中小型株の動きがすごいことになってますね。

とくに昨日コラムで取り上げたIPO株の界隈はそれこそ何でも片っ端から上昇している感じで、前日比5％～20％の上昇率をいとも簡単に実現してしまうので脱帽です。

個人投資家の底力恐るべし・・・でしたね。

昨日は時価総額が大きいために敬遠されていたフリー（4478）なども25日線まで持ち上げられるくらいですから、よほどの強気資金が流れ込んできているのがIPO株です。

今年のIPO株ではジモティー（7082）、コーユーレンティア（7081）、AHCグループ（7083）が25日移動平均線ブレイク、それ以外はまだ日も浅いので、KIDSSMILEHLDGS（7084）以下などは20日移動平均線にパラメータを調整して上値抵抗を抜けてきているかどうかを調べてみるとよいでしょう。

ざっと見ても2018年上場のHEROZ（4382）、エクスモーション（4394）やANDFACTORY（7035）、イーエムネットジャパン（7036）あたりまで資金が回ってきているので、何やら様子が別次元です。

上昇率で見ると、まるで中小型株ファンドが一斉に買い漁っているかのような動きですが、ビープラッツ（4381）などを見ると株価が安くて出来高はさほどでも無いことから少ないエネルギーで大幅高しています。
これはつまり、それだけ売り物が枯れ切っている状態とも言えますね。

短期トレーダーはまさに腕の見せ所ですが、IPO株以外のところは人工知能（AI）などのテーマを除くといたって冴えない値動きです。

したがって、極めて局所的な物色に限られているみたいです。

こうした短期急騰を演じる銘柄は足元でちょうど25日移動平均線をぶち破ってきた銘柄などに多くみられます。

これをぜひ参考にしていただきたいのと、ちょうど今募集中の【まんもす藤井のゴールドメソッド銘柄】も機を同じくしてか動意間近の動きにも見えます。

短期急騰を狙ってのものか、大化けを狙ってのものか定かではありませんが、とにかく今の物色の流れともマッチしてくる銘柄と思います。

よく市場関係者はGPIFなど大口の年金基金などを“クジラ”と呼んで動向を追いかけたりしますが、あすなろ会員の皆さまは『まんもす藤井。』の大きな背中に虎の子の資金を託してみてはいかがでしょうか？


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【 相 場 の 格 言 】
『人が冷静さを失っているとき、あなたが冷静さを失わなければ、
　あなたは富を築くことができる。』
（マーク・リッチー）

『最高のトレーダーは多くの独特な考え方をしている。
　彼らはその一つとして、恐れずにトレードを実行し、また同時に軽率なトレードと恐怖心によるミスを防ぐ心構えを習得している』
（「ゾーン　相場心理学入門」より）

それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。

【本日ご紹介した銘柄】
ジモティー（7082）
コーユーレンティア（7081）
AHCグループ（7083）
KIDSSMILEHLDGS（7084）
HEROZ（4382）
エクスモーション（4394）
ANDFACTORY（7035）
イーエムネットジャパン（7036）
ビープラッツ（4381）

執筆者：加藤あきら