冒頭で真っ先に告知を済ませておきたいと思いますが、ゴールデンウィーク中再三にわたってご案内してきた【プラチナムテンバガー銘柄】の募集が明日12日をもって最終日を迎えます。

まだご確認がお済みでない方、ご参加を迷われている方はお早めにご参加表明をお願いいたします。

さて、日本のマーケットでは先週末から決算発表が本格化、本日も200件以上あります。

そして相場動向は何も文句のつけようがない上昇、今さらながらに強い相場が続いていて上昇トップの空運、次点が海運、そして鉄鋼、非鉄金属と続いて陸運・・・上位10セクターがなんと3％超えの上昇です。

ざっと見渡しても物流が動き始めたことは明白で、製造業にとってはまさしく追い風。
極端に売られたシクリカル系を中心に回復が目立ち、日経平均は20500円を突破して戻り高値を更新しました。

今週は日経20000円の足場固めとみていた控えめな投資家などは面食らって慌てているかもしれません。
しかも先週末のSQを通過してコレですから、このまま75日移動平均線の20783円にトライしてもおかしくない動きと言えます。

個別株の中にも75日移動平均線を抜けてきているものが多くみられており、「これを抜けるのと抜けないのとでは大きな違い」があります。

75日前というと単純に日経平均が今年の高値をつけた1/17にあたり、これをクリアしてくるということはマーケットがコロナ禍を乗り越えて、全戻しする準備が整ったということでもあります。

本日の上昇立役者は一連の新型ウイルス騒ぎで最もダメージの大きい業種の買戻しによるところが大きいわけですが、これとは別に最先行組の半導体株に大幅高しているものが散見されます。

当コラムではおなじみのSUMCO（3436）やSCREEN（7735）などは75日線を突破してきており、商いも膨らんでいます。
そして昨年見事なまでに大注目されたソニー（6758）も晴れて保ち合いを上放れする動きで再び動意づいてきています。
このコラムでご紹介したのは3/16で、5572円スタートから見ると30％近くの上昇です。

これで相場としては“ポスト・コロナ”を見据えた動きになってきたことは明白です。

そこで、今回さらに皆さんが気になっているであろう新型コロナウイルスが【お役御免となった後の世界】についても手短にふれておきたいと思います。

以前私が勝手に命名した“コロナ・イノベーション”についてご記憶の方はいらっしゃるでしょうか？
このイノベーション（技術革新）で何が大きく変わるのか、まだ見通せない方も多いかと思います。

ヒントになるのは、本来はディフェンシブであるはずの不動産セクターが何気なくシクリカル系に交じって、上昇セクター上位に食い込んできている動きです。

さらに、本日は残念ながら陰線を形成でしたが、先週に上方修正を発表したNEC（6701）などにも注目しておきたいところです。

それはなぜか？
コロナ禍の後に待っているのは社会全体の近未来化です。
これをきっかけに社会は創り変えられ、数年後にはいよいよ日本政府が掲げる『Society5.0』の世界観が現実のものにする動きが顕在化してきます。

そして幅広い産業に影響があり、株式テーマとしても大きな“スマートシティ”に向けた流れがコロナを機に加速、徐々に本格化してくることは間違いないでしょう。

そこで、ひとまず私の監視銘柄の中から早速動意づいてきている古河電工（5801）や住友電工（5802）、両毛システムズ（9691）など、さらに派生系でエプコ（2311）やFDK（6955）、日本空港ビルディング（9706）なども取り急ぎご紹介しておきます。

関連銘柄などはほかにもかなり沢山あると思いますので、今後は市場動向もふまえながら随時取り上げていきたいと考えています。

ウイルス対策としての手洗い・うがいは欠かせませんし、まだまだ自粛ムードは続くかと思いますが、株式の取り組みはもっともっと大きな枠で考えて、未来に期待した投資を行っていただきたいと思います。


≪あすなろ単発スポット銘柄の動向≫
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【 相 場 の 格 言 】
『悲観の極みは最高の買い時であり 、楽観の極みは最高の売り時である』
（ジョン・テンプルトン）

それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。

【本日ご紹介した銘柄】
【プラチナムダブルテンバガー銘柄】
NEC（6701）
古河電工（5801）
住友電工（5802）
両毛システムズ（9691）
エプコ（2311）
FDK（6955）
日本空港ビルディング（9706）

執筆者：加藤あきら