決算発表一巡で低バリュー株の見直し始まる
船舶用塗料の最大手であり、工業用塗料や塗装関連装置類の販売なども事業展開。身近なところでは建材用塗料やスマホなどの電子機器用のプラスチック塗料なども取扱いがある。防汚・防食塗料は船舶や橋梁、コンテナ、プラント、各種構造物などに広く用いられる。中国や韓国、タイといったアジアを中心に海外にも販売網を敷く。
業績面においては5/11に前期本決算を発表、利益面は2回にわたり上方修正した計画を達成してV字回復を果たしたが、最終利益は若干の赤字が残る形に。今期ガイダンスは減収も営業利益以下は増益を見込み、船舶市況の回復も期待できるようになってくることから、前期同様に下期には上方修正することになるのではないか。
株価は上記決算発表後は売られたが、下値確認も程々に切り返して直近は3連騰。決算材料として短期的な売り物をこなした後は戻りが本格化してくることに期待。市場全体では底上げの低バリュー株の見直しが始まったことから、目先は意外高も期待できそうだ。
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