勢い増す上昇相場、日経・TOPIX・マザーズ・JASDAQ全てが直近の高値を更新する強さ
週末のニュースでは中国の全人代において「香港の国家安全法案」が提起され、当の香港ではデモ隊と治安当局の弾圧が激化するなど、非常にきな臭い情勢でしたが、これに伴って米中対立が先鋭化してくる懸念も強まってきていました。
さらには南米アルゼンチンの9度目となるデフォルト発表や、ブラジルでの新型コロナウイルス感染拡大の報など決してリスクオンとはなりづらい環境下で、それでも株価は上値を目指す動きとなりました。
相場の妙と言ってしまえばそれまでですが、悪材料にも反応せず上値指向が強いのはそれだけ売り圧力が無いということを表しているのでしょう。
今晩の米国市場がお休みですので薄商いではありましたが、大した売り仕掛けもなく上値を伸ばすことが出来たことは投資家心理の改善につながったことと思われます。
国内においても全国的に緊急事態宣言が解除されることと相まって、経済活動再開への期待とポスト・コロナの新社会に対する期待感も一様に高まってきているものと思われます。
このまま素直に上昇トレンドに乗って、上昇が加速する展開になることを期待しておきたいものです。
やはり足元では当コラムで最近注目している物流系の回復が目立ちますね、日本ロジテム(9060)はまさしく好例でしょう。
さらにオフィス家具のイトーキ(7972)などが決算発表を前に買われてきたところをみると、もう悪材料出尽くしを先回りしての動きで相当に強気な資金が向かったとみられます。
さらに厳しい状況が続くと予想されているホテル系ですが、逆境には違いないにもかかわらずグリーンズ(6547)が2ケタの上昇、当コラム内では4/17にご紹介して38%近い上昇になってきました。
それから派生して、ホテルなどに使われる高級建材などを扱うアドヴァン(7463)が先週末の自社株買い発表も相まって商いを伴っての高値更新。
こうした動きにも注目しておきたい相場です。
あとはやはりマザーズ市場についてもふれておかなければなりませんが、もはや異次元の強さが継続しておりひと足先にバブル化してお祭り騒ぎ状態です。
象徴的なのがベストワンドットコム(6577)やシェアリングテクノロジー(3989)、アドベンチャー(6030)といった新型コロナウイルスの打撃が大きいイメージの銘柄が一斉高する動きで、10%以上の値上がりをした銘柄が37社、5%以上の値上がりをした銘柄は109社を数えました。
とにかく理屈では言い表せない相場展開になってきているのが現状ですので、多少は過熱感も意識しながら5月中の投資戦略、6月にむけての投資戦略、それぞれを確認してお取り組みいただくとよいでしょう。
このあたりにつきましては、サイト内で公開されている私の動画解説の中でも述べていますのでご参考ください。
【 相 場 の 格 言 】
『悲観の極みは最高の買い時であり 、楽観の極みは最高の売り時である』
(ジョン・テンプルトン)
それでは来週も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日ご紹介した銘柄】
日本ロジテム(9060)
イトーキ(7972)
アドヴァン(7463)
シェアリングテクノロジー(3989)
アドベンチャー(6030)
執筆者:加藤あきら
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