“コロナ・バブル”に沸く日本株は大幅続伸、もはや理外の相場
やはり商いは物足りなさを感じさせるも、これまでの弱気の虫が急に強気転換してきたかの様な無双状態になっています(笑)。
日経平均が21,000円を回復して売り方もたまらず降参!となりそうですが、昨日の夜間の動きなどを見ても買戻しを誘発しているのは間違いなさそうですね。
今度はドイツが追加の財政出動策を発表して、各国から切れ間なく財政の大盤振る舞いが実施されてきていますので、テクニカル上の上値抵抗などお構いなしに突破してしまいました。
参考までに、日経平均は年初来の高安でフィボナッチ61.8%戻しを達成しており、過去の経験則からは上昇一服感が意識されるところ・・・ですが、市場に溢れる緩和マネーは過去のあらゆる局面よりも圧倒的に膨らんでいます。
あとは明日も含め相場の潮目が変わりやすい変化日をこのまま強気維持で乗り切れるかどうかを見極める必要があるでしょう。
当コラムでご紹介の銘柄も目を見張るような上昇を見せているものが多くなってきましたが、中でも5/19にご紹介したJAL(9201)、ANA(9202)がそれぞれ20%超の短期高騰を演じたのは印象的です。
中小型株では4/23ご紹介のスペースマーケット(4487)が64%上昇、4/28ご紹介のセレスポ(9625)などが52%上昇で、これらは緊急事態宣言で打撃の大きい業種の戻りである点がポイント。
しかしその裏では、3/30ご紹介のメドピア(6095)は1406円⇒3220円と昨日で約2.3倍になりましたが、本日はさすがに利益確定売りに押され出したところは気を付けておかなければならないところです。
物色としてはやや“何でもアリ”感が漂ってきて中身の無い低位株などにまで資金が向かい始めていることは最近のコラムでも指摘しています。
「陰極まれば陽に転じ、陽極まれば陰に転ずる」のが相場の常でありますから、好調な時こそ不用意な売買は戒めておかなければなりません。
日経平均が21,000円の大台を足場固めしてそうこうしているうちに、上昇けん引役の半導体・電子部品といった“ポスト・コロナ”の代表格が日柄調整を終えて、また上昇再開してくるというのが最良のパターンです。
それまでは例の通り波乗り相場で、色めき立ってきた技研製作所(6289)や決算通過で買われてきた日建工学(9767)や弘電社(1948)、さらに謎上げですが中央ビルト工業(1971)などの動向を監視していきましょう。
マザーズ銘柄は最早何買っておいても上がるような気がしてしまいますが、アルー(7043)やイオレ(2334)なんかが気になる動きになってきましたね。
物色が横に広がり過ぎて、かえって的を絞るのが難しくなってきましたが、こんな時こそ冷静さを取り戻して原点に立ち返ることも必要でしょう。
しかし、そんな忠告とは裏腹にあすなろでは【ゴールドバブルマネー銘柄】の募集を開始しています(笑)。
こちらはもう、政府の“Go to キャンペーン”ばりに完全に≪イケイケモード≫ですので、「ほどほどに」ではなく【がっちり儲けたい】という方はぜひ乗っていただくとよいでしょう。
【 相 場 の 格 言 】
『悲観の極みは最高の買い時であり 、楽観の極みは最高の売り時である』
(ジョン・テンプルトン)
それでは来週も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日ご紹介した銘柄】
技研製作所(6289)
日建工学(9767)
弘電社(1948)
中央ビルト工業(1971)
アルー(7043)
イオレ(2334)
執筆者:加藤あきら
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