為替市場の急変で株式市場も激変、日経平均に惑わされず個別勝負で
日経平均は寄付き直後に22818円の高値をつけて、その後は利益確定売りに押されてダレてきました。
売られた面々は直近で大きく買われてきた銘柄ばかりですので、それほど気にする程のことでも無いでしょう。
日経平均などの指数で見れば過熱している状況は明らかですので、ここで指数の動きがストップしてくると次はまた個別株勝負に移ってくることになるでしょう。
3月の底値で反転してきた時と一緒で、3/23・3/24・3/25の3連騰で日経平均が一気に3000円上昇した後はやや調整をはさんで4月はほぼ同水準で往ったり来たりでした。
しかし、この間の個別株はどうだったかと言うと、指数は横ばいなのに底値から大きく反発する銘柄が続出したことが思い出せるかと思います。
そう、日経平均が上がるから個人投資家の持ち株が上がることはありませんし、仮に日経平均が下がったからと言って持ち株が下がるということもありません。
何が言いたいかというと、昨日までは買ったら何でも上がって、毎日どれを買おうか迷うな~というような贅沢な悩みがあったわけです。
しかし明日からはもしかすると、銘柄をきちんと選別していかないと思ったように利益が獲れないという状態に陥ってしまうかもしれません、ということが考えられます。
本日は冒頭でも述べた自動車、自動車部品セクターの注目度が高まりましたが、狙い目としては直球もよいですが、これに関連して設備投資の回復が見込める機械株などといった投資アイディアも有効になると思います。
かなり重たい設備ですがアイダエンジニアリング(6118)は金型製造も隠れてやっており、自動車と言ったらトヨタ系で攻めたい場合はTPR(6463)、自動車向け比率の高い工具屋オーエスジー(6136)、自動車部品の製造・金属素形材も手がける北川鉄工所(6317)などがターゲットになってきます。
他にも自動車向けで落ち込んでいた牧野フライス(6135)や自動車だけでなく5G関連にも取り上げられやすい冨士ダイス(6167)などを狙っていくのも好手と言えるかと思います。
地合いの追い風からリスクを思い切り取ってサンデンHD(6444)や津田駒工業(6217)などにまで触手を伸ばしてみる選択肢があってもよいかもしれません。
相場が良かろうが悪かろうが銘柄選びは重要ですので、迷ってしまう方はあすなろ代表の大石がお贈りする【トップ・オブ・オーナー銘柄】をご参加いただければ迷いなく取り組めるでしょう。
先週5/27にご紹介して早速噴き上げた黒田精工(7726)などは719円⇒火柱⇒869円で20%超の値上がりとなりました。
日経平均がどれだけ上がってようが、まだ市場の手垢がついておらず注目されてスポットライトを浴びる日を待ちわびている銘柄があるということです。
4月・5月と大儲けした方、上昇を見守るだけで手が出せなかった方、売り目線で足元の上昇を冷ややかに見つめる方、いろいろなタイプの投資家がいて良いと思います。
でも投資家にとっては過ぎた過去の話よりも「これからどの戦略で儲けるか?」が最も重要な問題です。
来週はSQ週ですのでそれなりに身構えておく必要もあるかと思いますし、しっかりと余力を確保して【トップ・オブ・オーナー銘柄】にご期待ください。
【 相 場 の 格 言 】
『悲観の極みは最高の買い時であり 、楽観の極みは最高の売り時である』
(ジョン・テンプルトン)
それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日ご紹介した銘柄】
アイダエンジニアリング(6118)
TPR(6463)
オーエスジー(6136)
北川鉄工所(6317)
牧野フライス(6135)
冨士ダイス(6167)
サンデンHD(6444)
津田駒工業(6217)
執筆者:加藤あきら
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