円高を警戒、23000円の達成感でもみ合い　22700円-23100円のレンジを想定

●8日のNY株式市場は金融緩和策が続くとの見方と景気回復期待で続伸。ナスダック指数は過去最高値を更新。9～10日に開催される米連邦公開市場委員会で大規模な金融緩和政策が維持されるとの見方で上げ幅を拡大した。フィラデルフィア半導体株指数は小反落。

ダウ工業株　　　　２７５７２.４４（＋４６１.４６）△１.７０％
ナスダック　　　　　９９２４.７５（＋１１０.６６）△１.１３％
Ｓ＆Ｐ５００　　　　３２３２.３９（＋　３８.４６）△１.２０％

●経済活動正常化の思惑で、航空関連上昇ボーイング（＋12%）1銘柄でダウを170ドル押し上げたいびつな形。

●NY市場は株高にも拘らずVIX指数が＋5.2％と警戒感がで始めている。

●グローベックスNYダウ先物10ドル高


★本日の日経平均は円高を警戒、２３０００円の達成感でもみ合いと読む。ＣＭＥ日経平均先物の終値は２万３２１５円で、昨日の東京市場の日経平均終値２万３１７８円と比べ４０円ほど高い水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物終値は２万３２１０円。

★日経平均株価のポイント
２万４０８３円　年初来高値
２万３２１５円　ＣＭＥ日経平均先物
２万３１７８円　昨日終値
２万２７３５円　５日線

★為替は、先週末（6/6）の109.85円から本日早朝の108.23円まで円高が進んでいる。


－前営業日（6/8）のおさらい－

●日経平均株価　２万３１７８円１０銭（＋３１４円３７銭）
高値２万３１７８円１０銭／安値２万３０２８円６２銭
値上がり１５９２／値下がり５２６／変わらず５１
新高値５９／新安値２
出来高　１７億３０７万株
売買代金　２兆８７１２億円

●ＴＯＰＩＸ　１６３０．７２（＋１８．２４）

●マザーズ指数　１０１２．０５（＋１５．９９）
マザーズ売買代金　１９１４億円　

●騰落レシオ（25日）141.2%　過熱

●空売り比率37.0％

●日経平均ボラティリティー・インデックス25.51まで低下

●前営業日のストップ高8日―23銘柄（気配含まず）

クレアＨＤ・テラ・アイロムＧ・アウン・アプライド
ＹＳフード・ＤＬＥ・イメージ情報・ＯＫ・アクロディア
ｇｕｍｉ・ＰＣＩＨＤ・ＵＦＨＤ・ＡＩインサイ
ゼネテック・ナノキャリア・Ｗスコープ・リバーエレテク
ハウテレビ・タツミ・セコニック・プロルート・朝日放送ＧＨ

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●今週の主な予定

9（火）
欧 Q1 国内総生産(GDP)改定値(前年比)

10（水）
日 5月 企業物価指数(前年比)
日 4月 機械受注船舶・電力除く民需(前月比)
中 5月 生産者物価指数(PPI)(前年比)
中 5月 消費者物価指数(CPI)(前年比)
中 5月 社会融資総量
米 5月 消費者物価指数(CPI)(前月比)季調値
中 5月 マネーサプライM2(前年比)
中 5月 人民元建て新規融資

11（木）
米 6月 FRBパウエル議長定例記者会見
米 6月10日 FF金利誘導目標
米 6月10日 連銀超過準備金利
米 6月1日週次 新規失業保険申請件数

12（金）
英 4月 国内総生産(GDP)予測値(前年比)
英 4月 製造業生産(前月比)
米 6月 ミシガン大消費者信頼感指数速報値
日 メジャーSQ　★株価指数先物とオプションの決済が重なり、需給の変わり目になることが多い