調整一巡後の再動意、材料の続報にも期待感
主に代謝に関する研究開発をするベンチャー企業で、事業の柱はメタボローム解析事業とバイオマーカー事業。専門の方でもないと聞き慣れないかもしれないが、メタボロームとは「動物・植物が自ら作り出す低分子の化学物質(アミノ酸や脂肪酸、糖など)」であり、これを解析することによって、製薬企業の抗がん剤の創薬研究や食品・発酵企業の新製品開発などを支援している。
一方、バイオマーカーとは疾病の指標となる代謝物質のことを言い、例えば糖尿病における血糖値や痛風における血液尿酸値などがバイオマーカーの一例となる。
業績面においては5/8に第3Q決算を発表、決算期変更に伴い単純な前期比較が難しいものの、足元の四半期業績は売上高増加と利益面の改善が顕著となった。メタボロミクス事業では健康志向の関連市場増大や精神神経疾患の早期発見・治療法開発ニーズの増加などが見込まれるほか、バイオマーカー事業ではうつ病バイオマーカーの実用化に向けて治験準備や新規パイプラインの開拓に積極的。4月にはアンジェス等が進めている新型コロナウイルス向けDNAワクチン共同開発に参画したことを発表した。
株価は4/27に上記アンジェスとの共同開発に乗り出したことが刺激材料となって翌日ストップ高、その後は制限値幅の拡大を含めて5連続ストップ高を記録した。高値2032円の調整から1か月が経過して再び動意含みの動きを見せており、これから出来高を膨らませてくるようだと上値トライの期待が高まってくるだろう。
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