NY株急落を嫌気し軟調　21400円-21800円のレンジを想定

●11日のNY株式市場は感染拡大の「第2波」の警戒から売りが先行し急落。全米で経済活動を再開したことや、人種差別に対する抗議デモに多くの人が集まったことなどから米国内の新型コロナの感染者が再び増加しており、警戒感から売りが拡大。NY株は3月23日に安値を付けて以降、急激に戻してきたため反動の売りも出て下げ幅を拡大した。ボーイングが6％超急落し、この銘柄だけでダウを227ドルほど押し下げた。

ダウ工業株　　　　２５１２８.１７（－１８６１.８２）▼６.９０％
ナスダック　　　　　９４９２.７３（－　５２７.６２）▼５.２７％
Ｓ＆Ｐ５００　　　　３００２.１０（－　１８８.０４）▼５.８９％

●グローベックスNYダウ先物23ドル高


★本日の日経平均はNY株急落を嫌気し、軟調と読む。ＣＭＥ日経平均先物の終値は２万１６４０円で、昨日の東京市場の日経平均終値２万２４７２円と比べ８３０円ほど安い水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物終値は２万１６６０円。

★日経平均株価のポイント
２万２４７２円　昨日終値
２万１７４１円　２００日線
２万１６４０円　ＣＭＥ日経平均先物
２万１３９６円　２５日線

★バイオベンチャーのテラは本日一部報道で、事業内容に関する疑惑報道がでており、PTS（時間外）市場では1327円で400円安。


★投資部門別の売買状況（カッコは前週）

個人投資家　－２９８０億円（－３３１５億円）　３週連続売り越し
海外投資家　＋２６１３億円（－　２１６億円）　２週ぶり買い越し
事業法人　　－　２０７億円（＋　　　８億円）１０週ぶり売り越し
信託銀行　　－　　２４億円（－　１８４億円）　４週連続売り越し


－前営業日（6/11）のおさらい－

●日経平均株価　２万２４７２円９１銭（－６５２円０４銭）

高値２万２９３９円３９銭／安値２万２４６６円５４銭
値上がり２０３／値下がり１９３９／変わらず２７
新高値６２／新安値１０
出来高　１６億７９５６万株
売買代金　２兆８４０３億円

●ＴＯＰＩＸ　１５８８．９２（－３５．７９）

●マザーズ指数　１００７．１４（－２９．２３）
マザーズ売買代金　２３８３億円　活況

●騰落レシオ（25日）131.63%　過熱

●空売り比率　41.2％

●日経平均ボラティリティー・インデックス30.02まで上昇

●前営業日のストップ高11日―19銘柄（気配含まず）

ＡＮＡＰ・テリロジー・デュアルタプ・日東網・イノベーション
ナノキャリア・カイオム・ＪＭＡＣＳ・アーキテクツ
小島鉄・ナビタス・ＯＳＧコーポ・ツインバード・古河電池
ＮＫＫ・ピアズ・浜木綿・ウイルコＨＤ・コックス

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●今週の主な予定

12（金）
英 4月 国内総生産(GDP)予測値(前年比)
英 4月 製造業生産(前月比)
米 6月 ミシガン大消費者信頼感指数速報値
日 メジャーSQ　★株価指数先物とオプションの決済が重なり、需給の変わり目になることが多い