NY株高を好感して反発　21800円-22200円のレンジを想定

●15日のNY株式市場はFRBによる企業の資金繰り支援を好感して反発。中国北京市で新型コロナの集団感染発生により感染者数が再び増加したことや、米国内でも経済活動の再開に伴いフロリダ州やテキサス州などで感染者数が急増しているうえ、「第2波」による景気回復の遅れを警戒して、売りが先行。ダウは一時、前週末比762ドル安まで下げたが、米連邦準備理事会が「個別企業の社債の直接購入と中小企業の資金繰り支援の開始」を発表すると指数はプラスに転じた。

ダウ工業株　　　　２５７６３.１６（＋１５７.６２）△０.６２％
ナスダック　　　　　９７２６.０２（＋１３７.２１）△１.４３％
Ｓ＆Ｐ５００　　　　３０６６.５９（＋　２５.２８）△０.８３％

●グローベックスNYダウ先物19ドル高

★本日の日経平均はNY株高を好感して反発と読む。ＣＭＥ日経平均先物の終値は２万１９１５円で、昨日の東京市場の日経平均終値２万１５３０円と比べ３８５円高い水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物終値は２万１９２０円。

★日経平均株価のポイント
２万２０７１円　６月ＳＱ値
２万１９１５円　ＣＭＥ日経平均先物
２万１７５５円　２００日線
２万１５３０円　昨日終値
２万１５２７円　２５日線

★3日間の下げ幅は1594円となったが、昨日は日銀の買いは見送られた。

★昨日売買代金上位に指数連動ETFが並び強弱感が対立。

１.日経レバ　　　１７７１０円（－１３５０円）　２７８１億円
２.ソフバンＧ　　　４９０５円（－　１６６円）　１２２０億円
３.日経Ｗイン　 　　 ８７３円（＋　　５８円）　１１２６億円

★第二波への警戒感から除菌洗剤のニイタカが365円高の4750円と大幅高で史上最高値を更新。アクリル製パーティション、フェイスガード、ビニールカーテンなどに使用できる洗浄剤を発売と報じられ、マスク関連が再び物色。

★日銀は金融政策決定会合の終了後（通常昼ごろ）に決定事項を発表。15時半に日銀の黒田総裁が会見。


－前営業日（6/15）のおさらい－

●日経平均株価　２万１５３０円９５銭（－７７４円５３銭）

高値２万２２５１円８３銭／安値２万１５２９円８３銭
値上がり２５５／値下がり１８８０／変わらず３４
新高値３８／新安値１２
出来高　１３億６３９２万株
売買代金　２兆３５３５億円

●ＴＯＰＩＸ　１５３０．７８（－３９．９０）

●マザーズ指数　９５８．２８（－４０．９６）
マザーズ売買代金　２０７４億円　

●騰落レシオ（25日）103.92%　

●日経平均ボラティリティー・インデックス39.93まで上昇

★前営業日のストップ高15日―14銘柄（気配含まず）

ＪＨＤ・レカム・大木ヘルス・ＤＬＥ・ＳＫＩＹＡＫ
ＳＩＧ・ＨＥＮＮＧＥ・メディシノバ・ＪＭＡＣＳ
ウエスコＨＤ・ツインバド・ＮＫＫ・オーエムツー・クボデラ

------------------------------

●今週の主な予定

16（火）
日 日銀政策金利決定会合2日目政策金利発表
日 黒田日銀総裁定例記者会見
米 5月 小売売上高(前月比)
米 5月 鉱工業生産(前月比)

17（水）
日 5月 貿易収支
米 5月 住宅着工件数

18（木）
米 6月8日週次 新規失業保険申請件数
米 6月 フィラデルフィア連銀業況指数

19（金）
日 5月 全国消費者物価指数(CPI)総合(前年比) 5月 小売売上高(前年比)
米 メジャーSQ（クアドルプル・ウィッチング)