円安が材料となるも、もみ合い 22100円-22400円のレンジを想定

★30日のNY株式市場は半導体株の好決算や好調な経済指標が好感され続伸。ノルウェーの格安航空会社が1兆円規模のジェット機購入契約をキャンセルし、ボーイングが大幅反落しダウを圧迫した。6月の米消費者信頼感指数が予想以上に上昇したことや、6月のシカゴ購買部協会景気指数が4カ月ぶりに前月から改善するなど、好調な経済指標が相次ぎダウはプラス圏に浮上。ハイテク株は好調な決算を発表した半導体株を中心に堅調で、ナスダック指数は終日プラス圏で推移。パウエル米連邦準備制度理事会議長は議会証言で、景気回復を進める現在の政策を継続する考えを示し好感した。

ダウ工業株　　　　２５８１２.８８（＋２１７.０８）△０.８５％
ナスダック　　　　１００５８.７７（＋１８４.６２）△１.８７％
Ｓ＆Ｐ５００　　　　３１００.２９（＋　４７.０５）△１.５４％

★グローベックスNYダウ先物15ドル安


★本日の日経平均は円安が材料となるも、もみ合いと読む。ＣＭＥ日経平均先物の終値は２万２２８５円で、昨日の東京市場の日経平均終値２万２２８８円とほぼ同水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物は２万２３１０円。

★日経平均株価のポイント
２万２３９７円　２５日線
２万２３１７円　５日線
２万２２８８円　昨日終値
２万２２８５円　ＣＭＥ日経平均先物

★日経平均の日足チャートは5日線と25日線がデッドクロスし2月18日以来。


★東京証券取引所は昨日、同日にマザーズ市場へIPOしたグッドパッチの売買について、7月1日の売買分から初値決定日まで規制措置を行うと発表。規制措置は、
（1）初値決定日の買い付け（取引一任契約に基づく買い付けを除く）について、買い付け顧客から買い付け代金（現金）の即日徴収
（2）初値を定める売買について、取引参加者の自己計算による買い付け（取引一任契約に基づく買い付けを含む）の禁止
（3）初値決定日までの売買について、成り行き買い呼値の禁止を行う

初値決定までの気配運用は、気配更新の上限については、前日の最終気配値段の2.3倍とし、気配更新は需給動向を勘案しつつ、当該最終気配値段の5％（更新時間10分）又は直前の気配値段に基づく気配の更新値幅（同3分）をもって行うとしている。初値決定後は、当該初値を基準値段として呼値の制限値幅が適用される。

－前営業日（6/30）のおさらい－

●日経平均株価　２万２２８８円１４銭（＋２９３円１０銭）

高値２万２４４８円３０銭／安値２万２２７３円３８銭
値上がり１０９３／値下がり９９１／変わらず８５
新高値７５／新安値１４
出来高　１２億４０８４万株
売買代金　２兆２４２５億円

●ＴＯＰＩＸ　１５５８．７７（＋９．５５）

●マザーズ指数　１０１２．１１（－６．５０）
マザーズ売買代金　２３０６億円　　活況

●騰落レシオ（25日）92.50%　

●空売り比率　41％

●日経平均ボラティリティー・インデックス28.34まで低下

●前営業日のストップ高―16銘柄（気配含まず）

ＥＪＨＤ・ＤＶｘ・スーパーＶ・ＣＲＥ・ＮＴＬ・ナレッジＳ
ＩＰＳ・広栄化学工・ビープラッツ・ＳＡＭＵＲＡＩ・ＧＭＯＡＰ
ヤマウ・アサヒ陶・小島鉄 （監理）・ヤマザキ・築地魚

------------------------------

●今週の主な予定

1（水）　
日 6月の日銀短観
日 東京ディズニーリゾートが営業再開
中 6月の財新製造業ＰＭＩ
米 ADP用報告
米 6月のISM製造業景況感指数

2（木）　
米 6月の雇用統計
米 6月の貿易収支
　　　　　　　　
3（金）　
中 6月の財新非製造業PMI
米 独立記念日の振替休日で市場休場