解散総選挙観測が広がりを見せる場面で思惑買い
情報資産プラットフォーム「スパイラル」提供。昨日発表の1Q決算で経常利益が前年同期比31.6%増の2億8300万円に拡大して着地。併せて通期業績予想を上方修正している。さらに、グループ会社の「VOTE FOR」が政治・選挙情報サイト「政治山」を運営しており、解散総選挙観測が広がりを見せる場面で思惑買いも。同銘柄は東京都知事選を材料視し6月に高値を付けた経緯がある。好調な業績が明らかとなった今、政治面での思惑も加わりさらに浮上する期待あり。
リビン・テクノロジーズ(4445)
不動産・住宅業界の比較サイトを運営。先日はサブスクリプション査定書作成サービス「リビンマッチ」の累計利用が500事業所を突破したとのこと。リビンマッチはユーザーに対し不動産の査定書を月定額、数量無制限でオンライン作成できるサービスだ。不動産売却を中心にニッチなカテゴライズでサービス展開し、加盟事業所数も伸ばしており、営業人員の大幅増強でアクセルを踏む。2019年6月の上場からすでに1年が経過して徐々に売り圧力が和らいでくる頃合い。緩やかな上昇トレンドの流れについていく取り組みを検討。
昭文社ホールディングス(9475)
地図の出版が国内トップレベルで「マップル」が人気。昨日引け後に子会社マップルが顔認証技術を基盤とするソリューションを展開するデータスコープ社との業務提携を発表。新型コロナウイルスの拡大防止を目的とした顔認証・体温検知カメラ・入退館システムの提供を開始し注目が向く。地図出版だけでなくデジタルソリューション事業にも注力している事はあまり認知されておらず、今回の材料をきっかけに見直し買いが入る可能性あり。上値抵抗ライン450円処を抜けてくれば買いが強まる展開を予想する。
CRI・ミドルウェア(3698)
映像や音声に特化したミドルウェアを展開している。直近では新しく発売される「プレイステーション5」のコントローラーにハプティック(触覚技術)が搭載されるとのことで同社技術に思惑と期待がかかる。ゲーム向け需要が高いイメージが強いが、他にも遠隔学習、車載カメラ、在宅医療支援システム等々、時代に則した事業内容とテーマを多数内包。何事も「遠隔」での対応が必要とされる新時代では成長性の高い銘柄と言える。現状の株価は緩慢な値動きだが、出直りで上放れてくる際には値動きが大きくなる可能性を秘めている。
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