上方修正で今後も期待できる株の調整場面を監視
子育てと仕事の両立を目指す女性対象の就労支援や認可保育園、放課後事業を運営する。先日は2020年5月期の営業利益予想を9000万円(前期比41.7%増益)から1億3600万円(前期比115.8%増益)に上方修正した。事業の原価率低減の取組や販管費削減で経費抑制を継続したことが功を奏した格好で配当も増額している。新型コロナウイルスの影響で共働きをせざるを得ない家庭も増加しており引き続き同社事業は活躍が期待される。上方修正の発表で急騰した後は調整模様だが、上値下値切り上げ型のトレンド上方向が期待できそうだ。
富士製薬工業(4554)
ジェネリック薬品の大手。今期最終利益を従来予想の3.4倍上方修正。単なる有価証券評価損の戻入での修正という事を冷静に見られた事と地合いの影響で株価への反応は薄く売り物が出ているが、目先下値買いが入るか見ておきたい局面。売りが一巡するとリバウンド発生の期待あり。
ステムリム(4599)
再生誘導医薬を開発するバイオベンチャー。20年7月期業績で最終損益が3.6億円と前期の11.3億円の赤字から一転して黒字化。さらに塩野義製薬(4507)とのライセンス契約で新たな契約を締結し、最大総額31億円の対価を受領する予定となったことも好材料。これらが株価を刺激し連日のストップ高買い気配となっていたが本日前場は利確売りのターンが来ており、初押し狙いで見ておきたい銘柄だ。
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