国内株式市況。
　 　
本日の、国内株式市場は、外国証券経由の注文状況が、売り3230万株・買い5570万株で差し引き+2340万株と、21日連続で買い越しになってことや、CME日経平均先物が高かったことを受け、買い先行で始まった。

昨日まで、買われていた、銀行・不動産はさえないものの、出遅れ感のあった一部ハイテクや自動車が買われ、循環物色の展開で日経平均株価は一時、前日比159.65円高の12612.16円まで上昇した。
が、午後2時10分ごろ、先物に大口の売りがでると、高値警戒感から一気に値を下げる動きとなり、裁定解消売りも交え、前日水準まで値を消した。

日経平均株価は、ザラバ・引値とも年初来高値を更新したものの、結局前日比20.42円高の12472.93円。
TOPIXも同様に、前日比2.18ポイント高の1272.00ポイントで取引を終了した。

業種別指数は、33業種中、21業種が上昇。
値幅は小さいものの、ANA（9202）・JAL(9205）がしっかりで、空運業が値上がり率1位。
日水（1332）・マルハ（1334）の水産・農林業も堅調。
あとは、小売業、非鉄金属、医薬品の順となっている。

半面、このところ相場の牽引役だった、三菱東京（8306）・UFJ(8307）・三井住友（8316）の銀行業が値下がり率1位。
三井不動産（8801）・三菱地所（8802）の不動産や、神戸鋼（5406）・JFE（5411）の鉄鋼も安い。

個別銘柄では、ポッカ（2592）/689円（+88円）が、MBO(経営者や従業員による企業買収）によるTOBで、TOB価格の690円に鞘寄せする動きから買われ、業績上方修正の、ジャレコ（7954）/403円（+30円）も高い。
東京衡機（7719）/193円（+26円）やエコナック（3521）/175円（+42円）も商いを伴い上昇した。

半面、昨日上昇していた、暁飯島（1997）/221円（-14円）や大都魚類（8044）/275円（-17円）は反落。
バイオ関連の、DNA研究所（2397）/36万円（-5万円）はストップ安。
オンラインゲーム関連の、ファルコム（3723）/144000円（-15000円）も売られた。


2005-8-23 16:44更新分


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