国内株式市況。
　 　
本日の国内株式市場は、寄り前の外国証券経由の注文状況が、売り5660万株・買い5140万株で、差し引き-520万株と、22日ぶりの売り越しとなったことで、利益確定の売りが先行して始まった。
その後、買い遅れた投資家の押し目買いや、朝方の外国証券経由の注文状況は売り越しだが、内容は依然として、5000万株を越える買いが入っており、一部短期投資家の売りが出ただけだとの認識が広がり、堅調な展開になった。
日経平均にリンクした私募投信の売りが伝わると、前場引けにかけて弱含む場面もあったものの、すぐに、切り返し、前日比プラス圏に戻した。

日経平均株価は、前日比29.33円高の12502.26円。
TOPIXは、前日比3.61ポイント高の1275.61ポイントで取引を終了した。

業種別指数は、33業種中、14業種が上昇。
三菱東京（8306）・UFJ(8307）・三井住友（8316）の銀行業が値上がり率1位。
旭硝子（5201）・日本電気硝子（5214）のガラス・土石製品が2位。
郵船（9101）・商船三井（9104）・川崎汽船（9107）の海運業も高い。

半面、王子製紙（3861）・日本製紙（3893）のパルプ・紙が値下がり率1位。
新日石（5001）・昭和シェル（5002）の石油・石炭製品も安い。

個別銘柄では、茨城の「萌え系人」が、「つくばエクスプレス」で秋葉原に来るとの連想で、ブロッコリー（2706）/548円（+69円）が買われ、ドバイ新交通システムの材料蒸し返しで、近畿車輛（7122）/479円（+45円）が再上昇。
好業績から期末の増配（前期実績：7.5円から、今期末：13.5円）を発表した、デイトナ（7228）/966円（+100円）はストップ高。

半面、業績を下方修正した、シマノ（7309）/3260円（-180円）が売られ、今週から分割後の新株還流で、インプレス（9479）/73100円（-2600円）も安い。


2005-8-24 17:30更新分


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