ブルボン（2208）
菓子大手。昨日引け後に21年3月期第1四半期決算を発表し、上期計画の5億円を大幅に上回っての着地というサプライズとなった。家にいることが多いと自然と菓子を食べる頻度が上がり巣ごもり特需でロングセラー商品などが伸びたようだ。前場段階では寄り高陰線となり押し目を形成。2018年以降長らく株価低迷が続いていたが、これが復活のきっかけとなりそうだ。地味ながらも連続増配しており、優待目当ての買いも期待できるだろう。

HUグループ（4544）
臨床検査薬大手。子会社の富士レビオが扱う新型コロナウイルス抗原の診断キットにおいて、同一検体を用いて新型コロナウイルスとインフルエンザの迅速な抗原検査が可能とのこと。成田や羽田空港でも本日より抗原検査の実施を開始し、1日当たりの検査数を増やすとのこと。今後秋冬の季節を迎えるにあたっては症状のある場合でも検査をするとインフルエンザだったという事例も増加すると見られ、コロナとインフルエンザの判別は困難になる。同社キットは有用性が高いと見る。株価は調整模様だが下値は徐々に買われる展開となりそうだ。

プロルート丸光（8256）
衣料品の卸売り大手だが、塩野義製薬（4507）製の新型コロナウイルス抗体検出キットの販売も行っている。先週は全国約700カ所に道場を展開し国内だけで2万人の会員を有している全世界空手道連盟新極真会と販売契約を締結したことが明らかとなった。この他にも具体的な商談を進めており、大手量販店、スポーツ業界、輸送業界、エンターテイメント業界、金融機関、自治体等と交渉を行っているようで今後も好材料が出てくる可能性があるだろう。