日経平均は22600円を回復、ここから先がブルトラップ本番
これは昨日書いたとおりに22600円を回復、いや、それ以上に面白い展開になってきました。
問題はここからです。
本日の上昇セクターはトップ3が空運、陸運、海運と輸送株が独占、続いて鉄鋼や自動車などが続きました。
明らかにいずれも市場から見放されているセクターであることに加え、売り方の買戻しを誘って押し上げられています。
この相場を仕掛けている主体は、やはりこうした景気敏感株を使ってダイナミックかつエキサイティングな相場を演出していると推察されます。
これは印象操作で航空株などの不振を餌にしつつ、勢いづいてきた空売り勢を燃料に買い仕掛けしてきたと捉えるべきでしょうか。
おそらく今後もこうした展開が幾度となく訪れることと思います。
このような流れからは昨日の【裏道王道銘柄DX】はまさに予告指定した通り、これ以上ないエントリータイミングになりました。
ただしフォロー内にもありますように、目先は短期決戦と割り切って取り組むのが妥当でしょう。
買い場はまたやってきますので、今週中にしっかりと益出しはしておくようにしましょう。
今週は【ファントムキャノン銘柄】が登場!
8/12(水)の銘柄公開予定とまさしくエキサイティングなタイミングでのお取り組み開始となります。
ちょうど8月のお盆時期と重なりますが、後から振り返ればこれは見逃せないものだったと実感することになるでしょう。
さて、先週の日経平均は高値22842円、安値21710円でその間の値幅は約1100円でした。
今週のうちに貯金を作っておくのであれば、せめて先週の高値は抜けてこないとボラティリティも高まりませんし、次の展開も下げしろとしては限定的なものになります。
したがって、今週は週足で先週からのはらみ足になるかどうかが非常に注目です。
もし高値を抜けてくるようであれば、来週以降に向けた動きはむしろより慎重にみておかなければならなくなるでしょう。
やはり昨晩も米国株ではハイテク株が強くナスダックは史上最高値を更新しました。
米アップルと米マイクロソフトの2社でNYダウは150ドル押し上げられての236ドル高ですから、いかに物色が極端に偏っているのかが分かります。
あと注目すべきは日柄で、米追加経済対策をめぐっては民主党(ペロシ氏)側から期限切れとなった失業給付上乗せを失業率次第で柔軟に対応との歩み寄る姿勢が出たとのこと。
これは少なからずリスクオンを後押しした材料と言えますが、ただ、与野党協議は8/7の米議会が休会になる前に決着をつけたいはずです。
失業率次第と言うことは今週末の米雇用統計が出てくるまで行方が分からず、出てきた時にすぐ合意に達するのかも疑問です。しかし、これが決まるかどうかで全く景色は違ったものになってきます。
こうした事態に投資家よりも怒りを露わにしているのがトランプ米大統領(笑)。
彼はしびれを切らして大統領令を発動させることを検討しているという観測まで出てくる始末、最近では中国のTikTokを9/15までに事業売却しなければ米国内での営業を禁止させるとまで権力濫用していますから、これも本気かもしれません。
よって、今週は昨日も書きましたようにブルトラップには要警戒、米ハイテク企業(GAFA+M)とSOX指数の動向は必ずチェックするようにしましょう。
日本株ではソフトバンク(9984)を中心に構成率の大きいファーストリテイリング(9983)、ハイテク株のソニー(6758)、東京エレクトロン(8035)などの動向を監視しておくとよいかと思います。
≪加藤コラム内でご紹介の銘柄≫
◆GSIクレオス(8101)[卸売業]
6/19ご紹介。この時も紹介直後に材料動意。
01シリーズ銘柄として注目、今回は決算サプライズ。
新型コロナ特需に加えて生分解性樹脂で環境投資も追い風に。
≪あすなろ単発スポット銘柄の動向≫
★裏道王道銘柄DX(****)
満を持しての買い出動フォローから早速10%近くの上昇に。
まずは25日線を意識して利食いもしっかりと行って。
次のエントリータイミングは慎重に。
【 相 場 の 格 言 】
『悲観の極みは最高の買い時であり 、楽観の極みは最高の売り時である』
(ジョン・テンプルトン)
それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆者:加藤あきら
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