決算発表は明日がピーク、3連休前の週末を控え全体小動きで個別は活況
連日で決算発表が相次ぎあわただしい時期ですが、これをきっかけに新たなお宝株候補が続々と発掘されるのもまた事実です。
あすなろでは来週公開の単発スポットとして【ファントムキャノン銘柄】を厳選していますので、ぜひ内容をご確認ください。
そんな中、明日は決算発表日が集中して今回最多の721社が開示予定ですので、前日となる今日は総じて動きにくい日柄かと思われます。
まして今週末は3連休が控えており、ここで追加経済対策をめぐる共和党と民主党の溝が埋まるかどうかが注目されている状況ですから、明日はなおさら動きにくくなることが予想されます。
個別ではウィズコロナの弁護士ドットコム(6027)やスマレジ(4431)、すららネット(3998)、クルーズ(2138)など。
あとはゲーム株のケイブ(3760)やコンテンツ・エンタメのストリームメディア(4772)やJストリーム(4308)などが華々しく物色されています。
ちょっと明暗の二極化がすごいことになってきてますね。
昨晩の米国株は7月のISM非製造業PMIの改善やワクチン開発期待のノババックスなどの急騰で、S&P500は2月のコロナショック時に明けた窓埋めを達成するなど堅調な動きを示しました。
一方で、日経先物は反応に乏しく22600円の壁を打ち破ることができていません。
しかし、そう悠長なことは言ってられず、今週末の米雇用統計発表ならびに追加経済対策の期待感がある間に、少なくとも7月戻り高値22965円、欲を言えば6月高値23185円をクリアしてほしいところです。
そうでなければ、この3連休をはさんで米国の追加経済対策の成立が困難だった場合には米国株が大きく売られる懸念が出てくるため、日本株は需給面・テクニカル面で少しでも有利な状況を作っておかなければならないのです。
海外のニュース記事では、一応ムニューシン財務長官は来週の議会で採決をとれるようにしたいとのコメント、民主党のペロシ氏からは明日(つまり今晩)経済対策で会合すると発言、ゆくえは微妙なところです。
共和党の一角はもう1週間以上協議して、これ以上の進展がみられないのであれば決裂だと息巻いており、トランプ米大統領も合意が無ければ給与税の徴収停止と独自の景気刺激策を打ち出す考えを述べ出しました。
この経済対策に関しては当初、週600ドルの失業給付上乗せが失効となる7/30までの合意を目指して協議されていただけに、当事者のイライラもピークに達してきているものと思われます。
実のところ、日本市場が7/31に理不尽に急落したのも単純に月末月初のアノマリーだけで下落したとは考えにくく、この米国の経済対策の成立が怪しくなってきたことを嫌気した部分も少なからずあったはずです。
したがって、良くも悪くも目先の動向は米国次第と言えますので、来週にかけてのところではいつも以上に関連ニュースをチェックしておくことをお勧めしたいと思います。
やはり先日の監視対象にあげたソフトバンク(9984)、ソニー(6758)あたりがダレてきてますね。東京エレクトロン(8035)も6/15以来となる25日線を割れて引けそうです。
市場の方向性は慎重に探りながらハイテク株の変調には引き続き注意、短期トレーダーは決算材料を見極めて物色しましょう。
≪加藤コラム内でご紹介の銘柄≫
◆伊藤忠商事(8001)[卸売業]
6/19ご紹介。ほとんどもみ合い続きだが決算は良好。
商社勢で1Q純利益1000億円達成は同社のみ。
あとは住友商事が8/7、三菱商事が8/13待ち。
≪あすなろ単発スポット銘柄の動向≫
★緊急即日公開銘柄2020[第4弾](****)
8/3募集開始よりわずか3日間で第1利確ポイント達成。
決算期待大きく、サプライズ決算で一段高も。
次の第2利確ポイント達成まで最短記録更新なるか!?
【 相 場 の 格 言 】
『悲観の極みは最高の買い時であり 、楽観の極みは最高の売り時である』
(ジョン・テンプルトン)
それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆者:加藤あきら
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